外交官には、二世どころか三世、四世という
ケースもざら。
では、なぜ、外交官は世襲されやすいのだろうか?
最大の理由は「外交官試験」だといわれる。
中央省庁のキャリア組のなかで、外交官だけは
特別扱い。試験は外務省内で行われる。
つまり外交官を選ぶのは外交官というわけで
試験官が受験者の身内や知り合い、という場合
もある。
「代々外交官の家系だから」とか、「お世話になった
上司の息子さんだから」などという理由が
公然まかり通るのが「外交官試験」なのである。
この世襲社会は、実際の外交にも悪影響を
与えている。二世、三世が大使や領事になれば
世界中に外務省の「身内」が散らばっていること
になる。
つまり、親族を人質に取られているようなもので、
これでは「骨のある外交」ができないのも
わかるというものだ。