今では、超高級住宅街の東京都世田谷区の成城も
かつては田畑ばかりの農村地帯だった。
それが、高級住宅街に変貌したウラには、
仕掛け人がいた。
学校法人の成城学園である。
戦前、田畑だったこの地域に、おぼっちゃま学校の
成城学園が牛込区(現在の新宿区)から
移転してきた。
まもなく、小田急電鉄が開通するという
時期で、小田急が成城学園を駅名とし、
土地も寄贈するなど、いろいろと
サービスしたため学園側は移転に
踏み切ったのだった。
そのとき、成城学園は移転の際、学校用地として
必要とする以上の土地を買っておいた。
そして、成城学園移転の好影響で、地価が
あがりはじめると、少しずつ住宅分譲用地
として売り始めた。
そして、その差益を学校運営の資金に
当てたのだ。
こうして学校法人成城学園は発展し、
街としての成城学園も変貌していった。