数ある文学賞の中でも、直木賞と芥川賞は、
知名度が抜群。
ここでは直木賞の選考過程を紹介しておこう。
まず、賞の主催者である日本文学振興会が、
賞の対象期間(上半期=12月1日~5月31日、
下半期=6月1日~11月30日)に出版された
本の中から、対象となる作品をすべて購入。
さらに、選考作品の洩れをなくすため、マスコミ
各社や有識者などへのアンケート同時に
行う。
これを文藝春秋の社員たち20数名が、
下読みし、ある程度まで絞る。
残った作品は、別の下読みグループに
よって更にふるいにかけられ、
これを何度か繰り返し最終候補作品を
決める。
選ばれた作品は、著者からの承諾を受けた
後、正式に候補作に。
ここから選考委員の出番となる。
全部読んでいるわけではないのだ。
候補作を選考委員8人が討議し、
最終的には、投票によって受賞作品が決定する。
ちなみに、受賞の連絡は、日本文学振興会の人が
直接電話をして著者に知らせる。
一方、選考洩れの場合は、文藝春秋の社員が
著者に電話を入れるのが習わしという。