直接選挙とは、選挙人が公務員を直接に選挙する
制度を言う(⇔間接選挙・複選制)。
間接選挙とは、選挙人がまず選挙委員を選び、その選挙委員が
公務員を選挙する制度を言う(アメリカの大統領選挙など)。
また、すでに選挙されて公職にある者が公務員を選挙する
制度を複選制という。
間接選挙における選挙人は、選挙が終了すればその地位も
消滅するが、複選制ではそういうことはない。
この地位の消滅がポイントである。
間接選挙・複選制は43条の「選挙」のふくまれるかという問いに
ついては、複選制は国民の意思との関係が間接的にすぎる
として否定。間接選挙に対しては肯定するのが通説である。
間接選挙を、もっと掘り下げてみる。
そもそも、何のために間接選挙を行うのだろうか?
それは、いわば有権者に対する信頼があまりないからである。
要するに有権者による直接選挙ということになると、
プレビシット的になってしまうという発想である。
ここでプレビシットというのは適切な選挙でなく人気投票に
なってしまうようなものをいう。
きちんと判断ができる選挙人をまず選んで、その選挙人の
冷静な判断にゆだねるというのが間接選挙なのである。
よって、あまり有権者を信頼していない制度なので、
現在はあまり望ましくないと言われている。
しかし、違憲とまではいえないであろう。