サッカーの試合では必ず、何分かのロスタイムがある。
あれはタイムキーパーが計っているのだろうか。
答えは「否」。ロスタイムを計っているのは主審である。
ボードでロスタイムを表示するのは第四審判だが、
その分数についは主審が絶対的な決定権を持つ。
前半、後半の終了間際に、主審が第四審判に
ロスタイムの分数を伝えているのだ。
ゴールやファウルのジャッジを行い、
イエローカードやレッドカードを出しながら、
ロスタイムまで計測するのはかなり大変な仕事には
違いないが、権限が絶対だから、ミスがあっても
問題にはされない。
2002年の日韓W杯のときも、えらく長いロスタイムをとった
主審がいたが、それ自体が審議の対象になる
といったことはなかった。
ロスタイムは、紛失、損失を意味するLossとtimeから
なるが、これはいわゆる和製英語である。
イギリスではアデショナルタイム(additinal time)などと呼んでいる。
ちなみに、主審はゲームを動かし、第二審判、第三審判は
オフサイドやコーナーキック、ゴールキックなどの判定、
第四審判は選手交代の認定などを行っている。
現在のようにロスタイムが掲示されるようになったのは、
1998年からで、それ以前はロスタイムが何分あるかを
知っているのは主審のみであった。