富士山の天然水、六甲のおいしい水、などの
コーナーに海洋深層水のボトルがおいてある。
のんでみると、決して塩辛くなく、
水を飲んでいる、という感じである。
なぜ海水なのに、塩辛くないのか。
深海は何らかの理由で塩辛くないのか。
それとも、なにか薬をまぜて水に近い成分にしているのか。
はたまた、砂糖でもいれているのか。
疑問はつきないので
海洋深層水の先駆けとなる
高知県室戸市の海洋深層水研究所
(1989年我が国初の陸上での海洋深層水取水施設)
に訪ねてみた。(HP)
Q.塩辛くないの?
海洋深層水といえども海水ですので塩辛い「塩水」です。
海洋深層水から作られた飲料水などの商品は、
海洋深層水そのままでは飲めませんので、
飲みやすく塩分を取り除く処理(脱塩処理)をしたものが
市販されています。けっして、海の深い所に真水のような海水は
ありませんのでおまちがいなく!
ふ~ん、やっぱり真水ではないんだね。
では、どうやって真水に近い成分にしているのかな?
Q.脱塩処理とはどのような処理?
深層水から飲料水を作るためには
逆浸透膜(RO膜)を使用します。
深層水に圧力をかけると、水分子が逆浸透膜の穴を通って
塩分等が残り、淡水と濃縮水に分けられますが、
この過程を脱塩処理と呼びます。
そんなに大量に取って大丈夫なのか、なくなりはしないか?
Q.たくさん取ってもなくならないの?
地球上の海水の量は約13.7億 km3で、地球上の水分の
約97%を占めています。その内95%が深層水で約12.3億km3もある
膨大な量です。また、常に再生産されて海中を循環しているので
、無くなる心配はありません。
それじゃあ最後に、手間暇かけてミネラルウォーターをつくって
めんどくさくないの。コスト的に問題はないのか。
海洋深層水は陸上の水と違い、細菌学的にも
化学的にももともと清浄です。
陸上の水を飲料水にするにはさまざまな毒性化学物質や
微生物を取り除き、ダメを押さねばならず、工程は複雑となります。
そうした安全性の面でも海洋深層水は優れ、
コスト的にも優位になるわけです。
河川のミネラルウォーターのほうが濾過に
手間がかかるとは驚きだ。
現在、海洋深層水取水地となっているのは、
9道県、14箇所。
地域によって、味が異なるそうな。