ぐーすけは大学のゼミは、刑事訴訟法をとっていた。
先生は、元最高検察庁検事のツッチー先生。
このゼミは、俺が3年になった時に、
はじめてウチの大学で始まり、
刑務所見学があるなど、面白そうなので
とってみた。
時はぐーすけが5年のとき、
(ぐーすけは1年留年している)
ゼミは終わっているが
いっこ下の後輩が言うには「警察犬の臭気鑑定はアテになるか?」
という問題が、出された。
警察犬の臭気鑑定は、検事の中では
科学的鑑定として、絶対的に信用できるものと
して、取り扱われていた。
しかし、その担当者は、警視庁の
警察犬担当の庁舎まで行って
実際に警察犬を管理している人に聞いたところ
「いやね、こいつら(警察犬)の鼻はアテになんないよ~」
「間違いばっかりだしね~」
という返事を得た。
刑事訴訟法の基本書には、どこにも出ていない
貴重な現場の声である。
ツッチー先生も苦笑するしかなかったろう。
その行動力をかって「秀」をあげたかもしれない。