ライオンズゲートが開いた7/26が私の誕生日。
ライオンズゲートのピークの8/8が娘の誕生日。
ライオンズゲート最終日の8/12が父の誕生日。
それぞれの誕生日が意味深く、この2週間は、あっという間でもあり、濃く長かった感じもします。
父のお見舞いに行ったのが一週間前??随分前のような感じです。
中でも印象的だったのが、8/8~8/9にかけて、摩耶山天上寺の星まつりという、真夜中に行われる祭に参加したことです。
ろうそくの灯る行灯が、辺りを淡いオレンジ色にほのかに照らして、白木の格子の欄間から光を透し、天井から垂れ下がる、冠の飾りのような天蓋を、鈍く金色に輝かせています。
よくある黒光りする仏像とは違った、クリーム色やアイボリー色の観音様たちが、明るく淡い色彩の衣装に身を包んでいます。
スイカやピーマンなどの新鮮な野菜・果物も飾られ、暖かく清らかな雰囲気に満ちていました。
夢の中の出来事のようです。読経の合間に様々な楽器が鳴ります。太鼓やシンバル、木魚。その中で、星の音色のような鈴の音が、特に印象的に、心の中に響き渡りました。
また、紫の袈裟を着た、若いお坊さんが凛々しかったです。
そのお坊さんはまだ本当に若く、袈裟を着ていなければ、高校球児と言っても良いような出で立ちでした。
そのお坊さんが、祈祷を申し込んだ人に向けて、太鼓を調子よく(ただ単調な拍子に叩くのでなく、たんたん たたんた んたたん たたん のように複雑な拍子で、しかもスピーディーに)叩きながら、般若心経を朗々と唱えたので、この男の子は、日に焼けた球児ではなく、紛れもなく僧侶なのだというギャップで、より一層印象に残りました。
摩耶夫人(まやぶにん)という、お釈迦様のお母様の祀られているお寺だそうで、そのせいなのか、とても優しい女性的な雰囲気のお寺でした。