この前の日曜日の朝、ベッドでゴロゴロしていると、お義母さんがノックして、「今から出かけるから一緒について来てくれない?」と言われました。
私はその日、特に予定もなかったので「わかりました」と返事し、すぐさま着替えて準備しました。
義母は、足を鍛えるためにも、歩きたいのです。それに、株主優待券の切符が余っているから、使いたいそうなのです。
「どこまで行きますか?」
「さあねぇ、どうしましょ?とりあえず、駅で、路線図とかか載ってるパンフレットみたいなの、もらって、それから決めようか。」
駅のホームのベンチで、もらったばかりのパンフレット(京阪沿線 おでかけ情報誌 K PRESS 6月号)を眺めながら、「どこ行こ?私市(きさいち)の方の、植物園は、行ったことあるねぇ。」
「あっ、ここに、三室戸寺の紫陽花、って載ってます。ここ何年か前、行きましたね、綺麗だった。」
「一回行ったところは、ねぇ。この、六地蔵っていうところは、どんなとこやろ?」
「(ネットで調べて)お地蔵様が六体、並んでいます。その他には……」
「観月橋は?」
「(ネットで調べて)橋、ですね」
「(イベントのページを見て)じょうなんぐう、なごしのはらえ、だって。中書島からすぐ、らしいわ、ここどうやろ?」
「(即座に)はい、そうしましょう」
ということで、京阪特急に乗って中書島下車、駅員さんにバス停を聞いて、バス停では、じょうなんぐう行きのバスを、気の良さそうなおじさんに聞いて、バスの運転手さんにも聞いて、乗って、中書島すぐと言う割には結構長くかかって、下車しました。
はぁ。大変だった。さあ、スマホを見ながら行ってみます。“城南宮参道”の、石柱が立っています。そこを真っ直ぐね。
じょうなんぐう、って、初めて聞く名前の神社だ。
参道にある、大和ハウスの植栽が、とっても良く手入れされていて、義母と「わぁ、可愛く植えてありますねぇ!」と愛でながら、通り過ぎました。様々な種類の植物が寄植えしてあり、それぞれイキイキしているのです。
その内、鳥居が見えてきました。
城南宮。初めて聞く名前。竜宮城、を連想してしまう、漢字三文字の、馴染みない感じたなぁ、などと思いながら、鳥居をくぐりました。
すると!
私の第一声。「うわぁ、何か、気持ち良い!良いところですねぇ〜!!」
「そうやね、良い気を受けられるわ!」
そして、私達はテンションが上がり、お参りを済ませたところで、ちょうど巫女舞も始まり、見終えたあと、人形流しの方へ足を運びました。
手入れの行き届いた小道の奥に、小川があり、そこで、人形流しをしていました。
なんともいえず、気持ち良いせせらぎの水音と、植物達。たった一本のなでしこを、大切に咲かせてある、そのお庭。早春に、しだれ梅・椿が、さぞ美しいだろうと予想できるほど、木々が青々茂っていました。
さらに、神苑、があったのですが、バスの時間が迫っていたので、残念だけど、またにしようと、帰途につきました。
じょうなんぐう。城南宮。
私は、こんなに気持ち良い神社に導かれたことを、心から嬉しく思います。
神苑も、見てみたかった〜!
きっと、お義母さんと、仲良くしたいと努力した結果、ご褒美で、導かれたのではないだろうか?!
素敵な神社!城南宮!神苑!
私の理想の、オアシスです!
神苑を、都会に造れないだろうか??お初天神の神苑を、第3ビル前のスペースに、誰か、造って下さい〜!!!
夏越の祓もして頂き、すっかり、気持ちよくなりました。