世界のデモと最新のシュプレヒコールから学ぶ英語表現9
Up up with liberation!
開放を、手に手に!
Down down with occupation!
占領には、訣別を!
up up down downと対比の繰り返しが、リズム良く、liberationとoccupationが韻を踏んでいて美しいシュプレヒコールである。(私の日本語訳が、ダサくてすみません)
デモのシュプレヒコールの言葉の中に小さな言葉の芸術があり、チャンティングしていて、一体感が味わえるだろうと思う。
ガザは、ハマスが選挙で勝ち、支配しているとはいえ、巨大な壁で囲まれていて、
唯一の出入り口、ラファ検問所では、誰が入って誰が出るかは、銃を向けたイスラエル兵に監視され、食糧も、医薬品も、水も、電気も、全てイスラエルが支配して制限している。
国連からの支援は、届かない。
天井のない監獄と言われる所以である。
世界で一番人口密度が高い地域である。
ウエストバンクは、パレスチナ自治区であるが、実質的にはイスラエルが支配し、
小さな少年でさえも、不法にイスラエル兵が拘束し逮捕し拷問するケースが跡を絶たない。
真夜中に家にイスラエル兵IDFに侵入され、着の身着のまま、追い立てられ、家を盗られる。違法な入植がイスラエル軍のもと、拡大されている。
パレスチナ人に人権などない。人間の尊厳も許されない。パレスチナ人というだけで、ユダヤ人とは、平等には扱われず、アパルトヘイトだと呼ばれる。
Israel is a terrorist state.と続く。
イスラエルは、テロ国家だ。
ハマスがテロリストだ、と言われてきたことに対する言葉。
アラブ諸国では、ハマスは、レジスタンス
ファイターと呼ばれている。
私は、ハマスが人道的とは言わないし、
人質を取るなどの犯罪も侵してきたと思うが、何をテロリストと定義するかは、立場によって違う。
ネルソンマンデラ氏は、かつて長い間、アメリカからテロリストとのレッテルを貼られていたが、今では、アパルトヘイトと戦って勝利した英雄と見なされている。
正義か悪か、テロリストかそうでないかという、単純なレトリックに引っかかってはいけない。
罪のない何千人もの子供達を、無差別に爆撃するのは、間違いなく戦争犯罪であり、テロリスト国家である。
人種や宗教で人を差別し蔑み不平等に扱うのは、紛れもなく、アパルトヘイトである。
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