舞妓さんの文化について | Yukariのブログ

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京都駅に舞妓の写真の大きなポスターがあります。

畳の上に手をついてひざまづいてお辞儀をしている写真です。

多くの京都人、または、日本人が
日本文化で、伝統で美しいと誇りに思う写真でしょう。

それは、未成年の女子に、畳の上で手をついて、頭を畳に着くほど下げさせて
お辞儀をさせ、

社会的力を持つ高齢の男性の
酒の席の相手をさせる前に
絶対服従の姿勢を取らせている写真です。

一方で、対峙する男性客は、
微笑んで挨拶をするかもしれませんが、

おそらくその姿勢でひざまづいて、手をついて挨拶をすることはないでしょう。

圧倒的な富の差と性差による上下関係のヒエラルキーの縮図の象徴のポスターです。

これは、美しく礼儀正しいことなのだろうか、礼儀とは、相互的なものであるべきなのではないか。

と、昔から、京都駅の構内にある舞妓さんのポスターを見る度にモヤモヤしていました。

昔から、今日まで、女性のしかも未成年の性を搾取し、隷属させる文化が日本にはあります。

女性は、何もわからず、純粋で若く幼稚であることが好まれます。

日本のアイドルも、実際の年齢よりも
幼く、無知に見える工夫をしています。

そして、男性に従順で、意見を持たないことが好まれます。

私は、いい年をした成人男性による未成年の女子への根深い性的嗜好が

日本がジェンダーの平等の面で
他国に益々遅れを取っている原因の一つだと思います。

それは、男性自体が、ヒエラルキーの中に組み込まれ、権力に従って生きてきたからかもしれません。

舞妓さんのポスターを見る度に、
なんだかモヤモヤしていましたが、

今回、私だけではないとわかり、
少しホッとして、

批判は覚悟の上、勇気をだして
この文章を書いています。

日本文化は大好きですし、もちろん、
伝統は素晴らしいものですが

時代のポリティカルコレクトネスにそぐわない伝統は、今後、意識的に
変更または排除いていかなればならないと思います。

例えば、アメリカの黒人差別の象徴であるミンストレル ショー(白人が顔を黒く塗って
滑稽な役を演じる劇)も
学校や地域でも普通に広く開催されていました。

南部の悪名高いジムクロー法を思わせる黒いカラスもディズニー映画のダンボで見られ子どもたちを楽しませてきました。

黒人を差別し、笑い者にすることは、
アメリカでは、
みんなに受け入れられて愛されている
大衆文化でした。

が、黒人に対する差別意識の象徴という認識が、アメリカの世間で広まり、ブラックフェイスも、ミンストレルショーも今では、一切なくなりました。

伝統を受け継ぐことも大切ですが、

時代に合わせて変革することも、
より平等で幸せな社会を作るためには、
大切だと思います。

自分より弱い立場の者、若い人や女性を
不必要に隷属させる習慣や思考は、

今後の日本には、ふさわしくないかも知れません。


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楠田ゆかり

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