体育会対談企画特別編(東西委員長対談)

【人物紹介】

川勝 万祐子(農学部新4/東京大学運動会総務部委員長/女子バレーボール部/桜蔭高校出身)

西田 陽良(医学部(人健)新4/京都大学体育会幹事長/サッカー部元スタッフ/洛星高校出身)

 

【本文】

 

本対談は、3月16日~17日で開催された七大戦運営会議(通称:委員長会議、旧帝大七大学の体育会の代表団が集まる)の前夜、京大体育会幹事長の西田と東大運動会総務部(京大で言うところの体育会本部)委員長の川勝がコタツを囲みつつ思うことを色々喋らさせていただきました。喋りすぎて二部構成になっています。後編は後日…

 

 

~自己紹介など、東大京大の関係性~

 

川勝:東京大学運動会総務部委員長の川勝です。部活はバレーボールやっていて、バリバリプレイヤー側の人間です。西田とは月1くらいのペースで会っています(笑)

西田:僕自身はBIG3対談でも出て来ているので、本部に入った経緯とかはそっちを見てね(笑)

今回は東大と京大の関係性とかについて話していきたいな。

まずは僕らの関係についてやね。体育会では七大戦に関して年4回運営会議をやっているんやけど、飲み会やら会議やらで毎年会っているうちにこんな風に喋るようになって来たんだと思う。

学校単位で言えば、双青戦をはじめ色々なスポーツで東大vs京大の交流戦やってるな。平成30年度は大接戦の末に東大の勝利(※東大20-19京大)だったな。確かこれまでの通算成績は5勝4敗1分け。

川勝:よく覚えてるね(笑)

西田:京大が勝ち越してるから(笑) それにしても、東大と京大というコンテンツ力のある人間がやっているのにこの注目度っていうのはもったいないと思う。

川勝:確かにね。早慶戦に並べるかもしれないのに。

西田:硬式野球とか注目度も半端じゃないと思う。プロに入るような投手だっているのに、そのコンテンツ力を活かせないのはすごくもったいない…ちゃんと観客の入るスタジアムでやりたいなぁ(笑)

川勝:運動部とか体育会って自己満足みたいに誤解されがちな組織ではあるよね。

西田:確かに。だからこそもっと外部に部活を出していきたい。

川勝:もっと広めていきたいよね。

西田:部活って言っても幅広い。練習も週6だったり週1だけだったり。

川勝:あるいは個人に委ねたり?

西田:そういうところの多様性があるっていうのも部活の魅力なんだと思う。

西田:だからやっぱり体育会とか運動会には入って欲しいよね。

西田:スポーツそのものを楽しんで欲しい。

川勝:体育会本部の役割としては支えたい

西田:ちゃんとする人たちを支える。

「する」「見る」「支える」の循環。

(※文部科学省「スポーツ立国戦略」に、スポーツの基本的な考え方であると記載。この3つが循環し、また各要素が相互作用を起こせばいいと西田は考えている。)

川勝:出ました(笑)

西田:これ1番大事なワード。

川勝:シンプルな日本語使ってるけどすごくわかりやすいよね。

西田:うん。する人と見る人が関係しあって相互関係を作り上げている

川勝:そういう意味では東大は一般の学生も大事にしようっていう意識が強いかな。

西田:まぁ、今の国公立大学にはどうしても見るっていう環境が無い。見てもらえる環境、あるいは気にしてもらえる環境。その点今の七大戦実行委員は頑張ってるよね。

バンキシャとかでテレビに取り上げられたりもしてるし。

川勝:じゃあ現状と課題と理想。

西田:そういうとこで一緒に支えてくれる人が欲しいんだよね。一緒に問題解決して、一緒にスポーツを支えていきたい。そんでもって、その中に問題を見つけられたらすごく楽しい。

川勝:その中で他大との交流っていうのはすごく大事だよね。

西田:だから年4、5回会ってる。

川勝:4、5回?笑

西田: (笑) とにかく、会ってパワーをもらってそれぞれの場所に帰っていくっていうのが大事。

川勝:まぁ学生運営って体力と精神力がすごく必要だからね。モチベ高くやっていかないと。

西田:引っ張りながらも持ち上げたい。みんなにやりたいことをやらせてあげたい。ここにはそういう舞台が整っている。

 

~川勝:でも体育会本部なんてみんな知らないじゃん(笑)~

 

西田:ビラもらっていても知らんだろうなぁ。

川勝:「運動部の運営?は?じゃあ運動部入るわ」ってなりそう。

西田:だからブログやFacebookにアップしてるのも一つの運営かな。しれっとどこかで体育会が関わっている。

川勝:あーね。イベントとかね。

西田:やっぱりこういう組織の存在は知って欲しい

川勝:こういう組織では知ってもらえることが本部員のやる気にも繋がる。難しいけどね。

西田:そうやってお互い高め合って、支えるけども主役になれる。あくまでもプレイヤー。支えるプレイヤーやで、俺らが。

川勝:いいねそれ。ただ「支える」じゃなくて、こっちから主導しつつそうやってお互いに「支える」って行為をすることで、「する人」と「見る人」に対してもお互いにいい影響を与えられたら、って思う。

 

~東大と京大だからって!!!!~

 

川勝:あとさ、東大とか京大だとスポーツ推薦ないよね。

西田:ゴリゴリにスポーツだけやってる人もいないし、だからこそそういう人たちが頑張って練習して私立に対抗して倒していく姿はアツいな。それこそ野球とかアメフトとか。

川勝:京大って何が強いの?

西田:ウィンドサーフィンとか。

川勝:東大だと躰道部とか。

西田:そもそも存在を知らないスポーツでも、実際Wikiとかみたらきちんと競技になってたりするし、そこの多様性って面白い。それこそウィンドサーフィンとかだと大学に入ってからほぼみんな同時にスタートするし、ある程度地力もあるはず。そういうところで勝てる。それこそ何も考えずに筋力つけまくって勝てる競技もあるし。

川勝:意外と真面目な人って筋トレとか好きじゃない(笑)

西田:京大のいいとこってまっすぐさとか真面目とかだよね。京大でゴリゴリにスポーツやる人ってゴリゴリに真面目だったりする。

川勝:意外と捨てたもんじゃないよね、東大京大のスポーツも。

西田:なんか東大京大だから弱いって思われたくない。どのスポーツも大学の名前を背負って戦ってくれてるんだし、逆に七大戦とか双青戦が大学の名前を背負って戦える場になってくれてるのが嬉しい。引退試合とかにもなってるしね。まぁサッカーは七大戦ないんだけど…

川勝:え、そうなの意外。

西田:やっぱ躍動して欲しいよね。東大京大っていう看板だけじゃなくても躍動できる人たちがいるんだからもっと頑張って欲しいし、光を当てて欲しい。だからこそ双青戦は盛り上がるもんね。

川勝:同じような人たちがやってるからね。

西田:部員同士も仲良いやん。交流もあるし、お互いのモチベーションにもなるし、いいことだと思う。

川勝:他大学とのそういう交流は力になるよね。時には真剣になって。

西田:俺たちの場合は七大戦をよくする為の議論して。まぁ明日も委員長会議(※七大戦の運営会議。年4回各大学の代表者が集まる。)なんだけど(笑)

西田:議論自体が面白いから、モチベが上がる一つの要因になる。

川勝:自分で考えることって大事

西田:自分で考えて、みんなでしっかり議論して。主幹校(※2019年度は九州大学)ならなおさら。京大の新入生は七大戦運営の実務を担う世代(※2021年度に京都開催)だからガンガンきて欲しい。七大戦、参加人数8000って凄ない!?ヤバない!?

川勝:えぐい数字だよなぁ。

西田:8000人参加する大会なんかないで。人数規模だけならワンチャンインカレ突破してるんちゃう? しててもおかしくないやろ(笑)

川勝:あー、確かにしててもおかしくない(笑)

西田:部員全員が出場できるところもあるし、みんながみんな目指せる場所ではある。

西田:だから、そういう風に部員のモチベーションになったら運営してる側としても嬉しい。俺らとしても嬉しい。

川勝:後はいかに「見る」のところを増やすか

西田:いかにして見てもらうか。広報は不可欠。学校中をスポーツを見る文化にする。

川勝:それこそ集客してるとこもたくさんあるしね。

西田:ひとつ俺たちがやりたいのは苦しんでる部活を助ける、って事。

川勝:わかる。

西田(某部活名)とか大変そう。新4回3人だけしかいないとかだし、(某部活名)(某パート名)の新2回が0人。そういうとこ助けたいなぁ。

川勝:すごいいいと思う。

西田:女子部も部員不足が問題になってたりするし、大変な部活はいっぱいある。女子部の場合サークルに流れてしまうとか。

川勝:理想は兼サーできる環境かな笑

西田:部活に入れとは思ってないけど第一にスポーツを楽しんで欲しい。スポーツを楽しむ手段の一つとして体育会員になって欲しい。

西田:体育会=部活ではないって事を知ってほしいかな。

西田:部活とサークルってグラデーションみたいなもの。ガチなサークルと部活ってあんま変わらない。緩めの部活と緩めの団体もあまり変わらない。

西田:部活がサークルと違う点は、部活は大学の代表であり、歴史と誇りを持って真剣にやっているってことくらい。内容は週1から週7まで。真っ白から真っ黒までいろいろある。

川勝:まあそれはサークルも変わらない。

西田:実情は変わらない。体育会だから敬遠するとか、それだけでブラック想像されがちだけどホワイトなとこあるし。

川勝:大学の名前を背負うところを誇りと取るかプレッシャーと取るか。

西田:最近は学業最優先。自分から練習抜けて授業に行く人も多い。なんだかんだバイトもしてる。

川勝:両立できないこともない。留学は場合によるけど。

西田:最近はだいぶ寛容だよな。

川勝:マイナーなとこほど体育会本部は支えたい。

西田:支えて欲しい部活を支えたい。こういうとこで日の目を当ててあげたい。

 

ついでに自分達も(笑)。~

 

川勝:ついでにね(笑)

西田:体育会本部って部活からの派遣だけで成り立ってるところはあるから。新入生が入ってくる団体の一つとして考えてくれれば。体育会本部って拘束されるのも週1日だしめっちゃフレックス制やない?(笑)

川勝:いつまでにさえ守れば。

西田:こんな柔軟なところある?

川勝:実際いい経験になる。

西田:メッチャ面白い。体育会本部やってなかったら会えない人とも会える。なんで総長先生に会えるの!?生協のお偉いさんとか学校のお偉いさんとかも。

川勝:確かに学校の偉い人にはたくさん会うなー。

西田:やっぱり学内最大の公認団体の代表ってでかいよね。

 

~後編に続く~