【人物紹介】

川勝 万祐子(新4/東京大学運動会総務部委員長/女子バレーボール部) 

西田 陽良(新4/京都大学体育会幹事長/サッカー部元スタッフ)

 

 

この対談は、先日公開した「東西委員長対談」の続編です。最近話題になっている大学スポーツ改革や「日本版NCAA」について割と首を突っ込んでいるであろう2人が現在の大学スポーツ界について話してみました。


~現在の大学スポーツ界に対して思うこと~

 

西田:最近大学スポーツ界は変化してきてるよね。

川勝:確かに今はその時だね

西田:UNIVAS(大学スポーツ協会。今年3月設立)とか聞いたことないよね。

川勝:新入生で知ってる子がいたら寧ろ怖い(笑)

西田:まぁこの状況で自分たちの姿を見せる事で地方国公立としての威厳を示せたらな…今の国公立はスポーツ関係あまり良くないし。

川勝:環境的な話?

西田:グラウンドあんまないしそれもそうだけど。

西田:今からは大学スポーツ界の変化に対して思うこと話していけたらな。これ新入生向けのブログだけどスポーツ界の人この会話見て!! って感じ(笑)

西田:もともと大学スポーツの組織として設立された以上、「する」「見る」「支える」の流れを作って、その流れが上手いこと循環して相互補助的に高まっていけたら、っていうのが理想なんだと思うし、俺としてはその存在を推していきたい。

西田:これは電通の花内氏の講演(※2017年12月に京大で開催)で聞いた話だけど、その3つの言葉はすごく腑に落ちた。大学スポーツってそういう風に、その側面から良くしていくべきなんだなって。

西田:その中で最近はスポーツアドミニストレーターとか学校主導でやってるけど、それもスポーツを支えるための手段の一つなのは確か。あくまでそれが学校主導になってるだけ。でもそれってぶっちゃけ国公立全部に当てはまるのか?怪しくない?

川勝:循環が活発になるのはスポーツの質が高い私大だろうね。

西田:スポーツ専門の職員とカバーするって。国公立ってどうすればいいの?

もちろん学校主導で支えるのは大事だけど。例えば京大だとスポーツ専門の教職員がほとんどいないから、どうやって広げていくべきかも分からない。国公立大学ではどう支えていくべきなのか。

西田:もう一つ必要なのは学生主体である事。これは外せない。あくまでも学生主体で学校と協力していかなければならない。それが京大の持つ課題だとも思ってる。

西田:ただ、協力しなきゃいけないけど向こうは当然スポーツに詳しくない。じゃあどうやって手を組んでいくか。どうやって今の時代を乗り切っていくか。これは大事なコンテンツ。

川勝:どうしよう、やっぱ学生って時間ないし忙しいし。

西田:やっぱりそこに問題があるよね。学校にそれを委ねたらどうなるか。委ねたら学校から支援してもらえるだろうけど、自分たちで主導できない面ではあまり良くない。学生主体でやりたいっていう思いが大きすぎる。いい事ではあるんだけど、そこまで学校側も支援しきれる事ではない。というわけでお国から予算を下ろしてください(笑)

西田:とりあえず体育館を建て直してもらって(笑)、その上でどうやって学校と仲良くやっていくか。つまり学校からの支援も貰いつつ学生主体をキープしていくにはどうするか。それがこれからの課題。



川勝:東大は京大と違って、大人が協力的。

西田:東大がすごいのは運動会がちゃんと法人になってるところ。

川勝:確かに、運動会の事務局の大人たちが法人として学生だけではできない部分をカバーしてくれてるっていうのはでかい。

西田:それ強すぎひん?

川勝:だから東大の今の課題は…環境は恵まれている方だと思うから、それをフルに活用して体育会全体をでかくしていくことかな。

川勝:キャパシティの点があるから、今はイベントに注力したり地域密着プロジェクトやったりとかに手を出しているところ。そういうのに関して、うちの代は運動会総務部としてはアクティブなほうだけど下の代はどうだろう…後輩育成が課題かな。

西田:うちとしての目標は2年後の第60回京都大会。しっかり盛り上げるために今からアクション起こさないと。生協とかとの連携は必須。

西田:もう一つ必要なのは自分たちの地盤をしっかり捉えるって事。七大戦に乗じて自分たちの地盤も拡大していく。今主管する人たち、1個下、2個下の存在は必要不可欠だから是非来て欲しい。京大体育会を広げるのに絶対に必要な存在だから。ガーってやってもらってドンって広げてもらう。それが今の京大が見据えてることかな。

川勝:東大京大の強みの一つはOBの強さ。OBが支えるのは大きい。

西田:現場になるとOBは強い。OBOGが支援して学生自治が活躍して…私立みたいなしっかりした組織に近づいていけたらいいよね。近づきつつも超えていきたい

川勝:私大と比べるけど、七大の方が主体的。うちらの方が裁量権がある。

西田:私大だと職員がやってるからね。その辺はもちろん必要。

川勝:自分たち主導で盛り上げる、そこまで行けたらいいよね。


西田: UNIVASで俺らの影響が上げられたら一歩前進やな。まぁUNIVASができてどうなるかっていうのはこれからやけど。

川勝:大学も大学スポーツのこと考えるし、うちらもそういうこと考えるチャンスとして活用してかないと。

西田:大学としての地名度はかなり高いし、自分たちの良さを出していってユニバスとかも感化されて良い方向に向いてくれる事があれば嬉しい。

川勝:加入するデメリットがでかいって発想だけで入ってない団体が多いから、いい部分を盛り上げようってところは拡大して行きたい。

西田:ユニバスに対して、現場に近い人々の話を取り入れて欲しいと思ってる国公立大学はかなり多いと思う。現場の意見を吸収してほしい。そこが気になるからね。

川勝:大人が主導してるんだしね。

西田:でも学生自身で何が出来るか考えて、もっともっと成長することができたら。

川勝:こっから数年面白くなれる。

西田:そう、なれるチャンスがある。

川勝:全部をここで否定して現状維持するのは勿体無い

西田:せっかくだから良い方向に持って行こう。

川勝:楽しいよね

西田:楽しい。こういう発想があったからこそ関わったことのない大学とも関われている。

 

~体育会本部に来たらこういう事に首突っ込むことできますよ(笑)

 

川勝: (笑)

西田:日本版NCAAとかUNIVASとか是非ググってみて!

川勝:あれ見てもわかるか?

西田:あくまで主観だけど、確かに今のUNIVASはまだ怖い。得体がしれない。とりあえず200大学くらい(+いろいろな組織)入ったけど、何をするのか?って所が不透明。だから俺たちから発信して目に止まってほしい。

 

川勝:うちら暴れたほうがいいな。

西田:暴れますか(笑)

 

川勝:そういう人だから(笑)

西田:本当にバケモンみたいな人間ばっかりだから。

川勝:暴れるだけ暴れて。

西田:発信できる人間だから、自分たちが

川勝:新しい自分に出会える

西田:新しい知識、新しい人、新しい自分に出会える。この話ってそんないい機会だと思う。

 



~最後に~

 

川勝:運動会総務部入る時はじゃんけん負けて送り込まれたけど入ってよかった。

西田:俺は先代(3つ上のサッカー部の体育会本部員)からの指名だったな。

川勝:こんなことになろうとは(笑)

西田:体育会本部に来てよかった。

川勝:大学人生今と比べて違うだろうなって思う。

西田:性格とか人間性も変わった。身も心も変わった。

川勝:角取れたねー(笑) 初めてあった時めっちゃトゲトゲしてた(笑)

西田:その癖が取れてはいないと思う。

川勝:残ってはいると思う。

西田:トゲがあったけど膨らんだんちゃう? ウニがモヤットボールになったみたいな。

川勝:なるほどね、その方がいいよ。

西田:俺自身がここまでコミットできる団体がなかった。だからこそ学業(以下略

川勝:あっ(笑)

西田:でも俺はそれでもいいと思ってる。

川勝:実際ここくるとそう思うよね。

西田:別に留年する理由とかじゃなくて得たものいっぱいある。ストレートで行った人にも負けないし、留年の話も込みで得たこといっぱいある。留年してなかったら今日(対談日:3/15)まで病院実習だった

西田:京大の体育会には伸び代しかない。

川勝:まだまだ面白くなれる、こんなもんじゃない。

西田:大学スポーツ界の変化は、問題はあるけど楽しめてると思う。

川勝:大変とは言いつつも。

西田:横のつながり広がるしね。国公立だし発信して行きたい。そこを発信して行って実情を理解した上で、何かしら対応策とか議論が重ねられたのなら無限ループすればいい。

川勝:答えはパシッて出るもんじゃない。色々やってみて徐々に妥協点を探りつつも上へ上へ…って感じ

西田: 起こってることはこれだけじゃない。そういうのを一つ一つよくしていけるはず。

西田:だから体育会本部って合う人にはめちゃくちゃ合う組織だから。

なんか話だけでも聞きにきて欲しいな。自分から企画したら大体やらせてくれるし。

この対談だってそうやって動いてるし。

 

~この記事を読んでくれてる人に何かしら今回の話が刺さってくれるといいな…~

 

てか刺さって?大学スポーツ関係者の皆様、何かしら刺さって。