足底腱膜炎の痛み【完治】 | 自転車競技を科学する

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数年前から悩まされていた足底腱膜炎と見られる症状が完治しました。

 
 
足底腱膜炎において何をもって完治とするかは意見の分かれるところかもしれませんが…
 
 
ここでは『一定強度のトレーニングを継続しても無症状』としましょうか。
 
 
 
というのも、症状が出ていた原因となるトレーニング種目を再び行えば再発する可能性が高いからです。
 
 
 
再発を回避してその原因トレーニング種目を再開したいと考えた時に重要なのが……
 
原因トレーニング種目の方法が間違っていたのか、過負荷だったのかを明確にする必要があります。
 
 
過負荷であったり、そもそもやり方が間違っていた場合、その原因トレーニング種目をまた開始しても症状が出ないようにするには対策が必要です。
 
 
 
自分の場合は過負荷であり、方法も上手とは言えませんでした。
 
 
 
 
自分の場合の原因トレーニング種目は…
 
 
『硬いアスファルト路面でのダッシュ(ラン)』
 
『ハイギヤでのスプリント練習(バイク)』でした。
 
 
 
まず、この上記2種目を『突然、高頻度・高強度でやり始めた』
 
 
これが一番の失敗です。
 
 
 
ではどうしたか?
 
 
一つ目の対策は、硬いアスファルト路面ではなく、柔らかい砂浜でのダッシュに変更しました。
 
 
 
硬いアスファルト上では反発力が強く、ランで走り慣れていない自分の脆弱な足部ではその反発力を受け止めきれません。
 
ちなみに自分は右足の関節不安定性があり、足底アーチが左側に比べ若干潰れています。
この足で硬いアスファルトからの反発力を受けようとすると、その度にアーチが潰れて足底腱膜に強い力がかかります。
 
一方で短距離ランナーなどの足底部の筋群は分厚くて強靭です!!
 
剣道を長年やっていた九州男児の足部を見た事がありますが、デカいし分厚いです(笑)
 
短距離ランナーも剣道家も、強力な踏み込みと蹴りだしに堪えうる足部・足底筋群を有しています。
 
 
 
そして二つ目の対策はシンプルに頻度を減らしました。
 
 
以前は2,3日に1回の頻度でやってましたが…
(しかも突然始めてゴリゴリ追い込むように)
 
 
 
 
今は週1回やるかやらないか程度です。
 
 
 
これらの対策により、今現在は痛みや違和感などの症状は出現していません。
 
 
繰り返しになりますが、トレーニング種目自体が悪かったのではなく、『突然、高頻度・高強度でやり始めた』のが原因です。
 
 
 
段階を踏んで長期的に行えていれば、発症しなかった可能性もあります。
 
 
テーピングやインソールも考えましたが、それは根本的な解決にはなっていないと判断し実行しませんでした。
(しかも思ったような効果が出なかったら、自分の場合は問題が複雑になりそうだったので)
 
 
 
 
このブログ記事を読んでいる方に、もし足底腱膜炎で悩んでる方がいるならば、、、
 
 
基本は患部の休息ですが・・・
 
まずは以下の点を日々のトレーニングメニューで見直してみてはどうでしょう?
・自分の足底が受け止めきれない(足底アーチが潰れる)ほどの瞬間的な負荷がかかっていないか?
・路面反発力の対応は上手くできているか?(インソール使用、テーピングによる足部アーチ補強)
・シューズ選択は適正か?(過度に硬いフルカーボンソールの使用、シューズサイズの不一致)
・過度に重いギヤをかけすぎていないか?(段階的に行うべき)
・頻度が多すぎないか?(1日のトレーニングメニュー中に原因メニューが数回組み込まれている、又は週当たりの頻度が多い)