「カナシミ」にも優しくなれる:映画『インサイド・ヘッド』 | 【ココロと友達】大人の自己肯定感を育てる専門家かとちゃん

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うつや病気で休職3回を経験。今は心理カウンセラーとして優雅に生きるかとちゃんが、「自己肯定感の育てかた」をお伝えしています。




あなたもココロとお友達。
心理カウンセラーでライターの
かとちゃんです。


先日から
完全フリーな仕事人に
なりましたが

フリーって
いつを仕事納めにするのかも
自分で決めないといけないんですねー。

なんとなく年を越す仕事を
たくさん抱えてしまい

ダラダラと働いてしまっています。


まあ、仕事というか
全部好きでやっているので

まあいいか ( ̄∇ ̄)
といったトコロ。



さて、そんな忙しさの中でも

映画だけはポチポチと
観ているのですが


心理カウンセラーとしては
必見と思っていた

『インサイドヘッド』を

やっとこさ観ました。




■作品紹介

11歳の少女ライリーの頭の中の

ヨロコビ(喜び)
ビビリ(恐れ)
ムカムカ(嫌悪)
イカリ(怒り)
カナシミ(悲しみ)

という5つの感情たちが
少女を幸せにするために
奮闘する姿を描いた
ディズニー・ピクサーの長編アニメ。


==以下、ネタバレあり==

人は
ヨロコビ(喜び)だけでは不足で
カナシミ(悲しみ)があるからこそ、
それが人生の原動力となり、
ヨロコビ(喜び)もさらに輝くモノになる。


なんか↑こう書くと
すっごくありふれたハナシに見えますが

ネガティブな感情の必要性を

こんな手法で、
しかも子供向けアニメーションで
表現してしまう

ピクサーという会社は
ほんとスゴイとこだなと思います。



またその観せ方もズルい!


主役で感情の統率役であるヨロコビ(喜び)。

彼女はハキハキして頭もよく誠実で活動的。
誰にでも好かれる好感度抜群のリーダー。

その声を竹内結子さんが演じます。


しかしそれをなぜだかジャマしてしまう
カナシミ(悲しみ)

彼女もライリーを喜ばせたいと
思っているのだけど
なぜだかヨロコビの言いつけに反して
触ってはいけないボールや機械に触れてしまう。

しかもカナシミはなぜそんなことを
してしまうのか自分でも説明できない。

それを大竹しのぶさんが、
ほんと優柔不断な声で演じるんですよ(笑。


もう、どう見ても
ヨロコビが正しいと思ってしまう流れ。

カナシミの行動にみんながイライラするんです。


さらに

ビビリ(恐れ)、
ムカムカ(嫌悪)、
イカリ(怒り)

という他の感情は、
それぞれ「危険回避」とかに
必要なんだよって
説明シーンまで入れておいて、

やっぱり

「カナシミはいらないじゃん!」

って思わせる。


しかしこの、
どうしようもないカナシミの行動自体が
本作のメインテーマ。


この作品、主役はヨロコビのようですが
実はライリーが主役。



ひとりの少女が
人間として成長していくためには

様々な感情が必要で

時にカナシミが不必要に見える
行動をしてしまうのも

それはライリーという人間が
その感情を必要と
しているから。


カナシミの行動は
実は“邪魔”でも“誤り”でもなくて

一見“正しい”と見える
ヨロコビの行動の

彩りや原動力となっていることに気づく。


もしかしたら
ヨロコビだけに従っていては

ただ快楽を追及することに
なってしまうかもしれない。

人のカナシミも分かってあげられない人に
なってしまうかもしれない。


あくまでもこの5つの感情こそが
ライリーであり主役なのだということに

ヨロコビに一度感情移入させることで

自分が全体の一部であったのだと
最後になって強く気付かされる。


この演出がほんとにニクいです。




ところで
ボクのアタマの中のリーダーは

この数年間で

「カナシミ」から「ヨロコビ」に

変わりましたが


避けたり嫌ったり
しててしまいがちな

「カナシミ」という感情や

もちろん
「ビビリ、ムカムカ、イカリ」
たちも

本当に自分に必要なんだなと

そんな彼らに
優しく接しられるようになれる
映画でした。


ぜひ御覧ください^^






今回の『インサイドヘッド』は

「ヨロコビ」
「カナシミ」

がメインのお話でしたが

心理カウンセラー目線としては

今回の脇役っぽかった

ビビリ(恐れ)
ムカムカ(嫌悪)
イカリ(怒り)

が起因の悩みが多いので

ぜひ次回は彼らを主演とした
作品を作って欲しいと

思ったり思わなかったり(笑


さて次は

『脳内ポインズンベリー』を観るか。




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