俺的良ドラマその2『聖者の行進』 | 俺的糞ゲー処刑ブログ

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野島伸司脚本、いしだ壱成主演のこのドラマ、良作である。

このドラマ、工場で働く知的障害者を描いたストーリーで、その工場は経営者がろくでもなく
体罰や虐待が日常茶飯事のように行われており、障害者の一人がレイプされ警察に駆け込むが
信じてもらえず捜査が進まず、障害者に音楽を教えている先生が虐待が行われていることを
徐々に知り戦っていく展開は良く、経営者も下っ端がやったことにして逃げ切ったり遂には
事情を知っている部下を口封じで殺すなどサスペンス的な要素もあり迫力のある演技など
まあまあ面白いのだが、レイプ事件の裁判が行われるが知的障害者の証言だけでは事実を
認められず経営者が勝つのはいまいちで、最後は障害者の兄が暴走し経営者を刺し殺し自殺し
まともな経営者に代わるなど一応ハッピーエンドで終わるのは良いが結局暴力に暴力で解決
しているのはもう少し何とかして欲しかったところだろう。

というわけで、まあまあ面白い今作。
主題歌の中島みゆきの『糸』『命の別名』もまあまあだが、こういう壮絶感のある重いドラマを
また作って欲しいものである。