俺的糞小説その121『針の誘い&ハサミ男』 | 俺的糞ゲー処刑ブログ

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この推理小説、糞である。

針の誘い
この小説、子供の誘拐事件を警察が捜査するストーリーで、身代金を持って母親が受け渡し場所に行くがなぜか
金は盗られず殺され犯人の姿は目撃されないという事件が発生するのだが、そこからひたすら警察による
聞き込みや推理がだらだらと続くというだるさで事件はそれだけで面白味がなく、結局犯人は父親で妻に
時間になったら倒れるように指示を出し夫として駆け寄った時に錐で刺して殺したといういまいちな内容で、
動機は妻の不倫が原因で子供も不倫相手の子供で更に子供の名前が自分の会社が次に出す商品と同じ名前で
宣伝するためにやったらしいがいまいち驚きや盛り上がりがないなど、何ともつまらない糞小説に仕上がっている。

ハサミ男
また、ハサミ男は連続殺人犯の男が次のターゲットを殺そうとするがなぜか同じ手口で別の何者かに殺されて
いることを発見するというストーリーなのだが、警察の地味な捜査がだらだらと続くのはテンポが悪く退屈で、
結局ハサミ男の正体は女で模倣犯は警察関係者なことが判明するが模倣犯が自殺したため世間的には全部
こいつが犯人ということにされて真犯人の女は捕まらず終わるなど、いまいち中途半端で面白味がない。
警察が連続殺人犯を追うストーリーならもう少し駆け引きが欲しいところだろう。

というわけで、共に糞な今作。
もう少し面白い小説を出して欲しいものである。