日本で伝えられているこの童話、糞である。
金太郎
この童話、坂田金時という源頼光の部下だったらしい男の幼少期を描いたストーリーで、足柄山に住む金太郎
という力持ちの少年がマサカリでまき割りの仕事を手伝ったり森の動物たちと相撲を取って遊んだりして
暮らしていたがある日山に栗拾いに行ったらクマに遭遇し、なぜかマサカリは使わず投げ飛ばして倒すのだが、
その後クマは金太郎の家来になるがエピソードはそれで終わりで、後は大人になり都会に出て武将の源頼光に
仕えるという後日談が語られるだけで終わるなど、中身が薄い上にファンタジーが急に最後で史実っぽくなる
何ともつまらない糞童話に仕上がっている。
浦島太郎
また、浦島太郎は漁師である浦島が浜辺で子供が亀を虐めているのを見つけ、助けて海に逃がしてやったら
後に亀がお礼に竜宮城に連れて行くというストーリーなのだが、竜宮城は海底にあり亀に乗って行くがなぜ
息ができるのかは謎で、竜宮城では乙姫という美しい女に接待され魚の踊りを見せられるなど楽しく過ごし、
そろそろ家に帰ると言うとおみやげに玉手箱という謎の箱をもらうが開けてはいけないと言われるのは謎で、
地上に戻るといつの間にか何十年も経っていたというSFのような現象が起き浦島は悲観して玉手箱を開けて
しまうが中から白い煙が出て浦島は瞬時に老人になるという謎展開でしかもそれで終わるなど、亀を助けて
良いことをした割には仕打ちが酷いのは納得のいかないものがある。
御伽草子版では亀の正体は女で竜宮城で結婚し帰郷後老人になった後鶴になり亀と共に神になったらしいが、
これなら故郷に戻ったが津波か何かで村が滅び再び竜宮城に戻って乙姫と結婚し楽しく暮らすなど、童話なら
もう少し因果応報の概念を入れて欲しいところだろう。
というわけで、共に糞な今作。
ゲームの桃太郎伝説では桃太郎と金太郎と浦島が共演していたが、ああいう昔話のキャラが共演するような
お祭り作品をまた出して欲しいものである。