俺的微妙ゲーその64『マール王国の人形姫1&2』 | 俺的糞ゲー処刑ブログ

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マール王国の人形姫
リトルプリンセス マール王国の人形姫2
PSで出たこのミュージカルRPG、微妙である。

このゲーム、少女が人形やモンスターを仲間にして王子様を助けにいく、という何とも少女向けなゲームで、
可愛いキャラクターやファンシーな世界観など、その辺は良くできている。
また、売りであるミュージカルイベントも、中には聞いていて恥ずかしいものもあるものの、
感動できる曲もあり、ミュージカルの名に恥じない出来になっていると言える。

しかし、1では戦闘でいちいちキャラを移動させて戦うのが面倒で、エンカウントも高く、ダンジョンは
似たような背景ばかりで迷いやすく、無駄に複雑で長い。
また、2では戦闘が普通になってダンジョンがわかりやすくなったものの、やはりコピペダンジョンなのは
変わらず、お金とMPが共通という謎のシステムになったり、人形が装備品扱いになったり、
雑魚は無駄に強くHPをやたら回復してくるなど、テンポがいまいちなのが厳しい。

その後、PS2で天使のプレゼント マール王国物語という外伝が出たが、全6章のオムニバス形式で、
章が変わるごとに主人公がレベル1になるのがうざく、久々に出た新作のアンティフォナの聖歌姫では
ミュージカルがパワーアップしたものの、HPがハートマークで表され、どのくらいダメージを受けたのかが
わかりにくくなり、雑魚がやたら強いというゲームバランスが悪すぎる糞ゲーと化しているのが痛い。

とは言え、ミュージカルRPGというコンセプト自体は良いものであり、ストーリーを盛り上げる上で
ミュージカルはRPGと非常に親和性が高いものであると言える。
肝心のゲーム部分が劣化するばかりの日本一ソフトウェアには今後も期待できないが、
Sound Horizon辺りと組むなどして、より面白いミュージカルRPGをどこかに作って欲しいものである。