ZONE OF THE ENDERS
PS2で出たこのSFアクションシューティング、糞ゲーである。
このゲーム、少年が偶然ロボットに乗って結局最後まで戦うというガンダムのような王道的ストーリーは
良いのだが、ゲーム展開がひどい。
基本的にはロボットに搭載された人工知能の言うことを実行に移していくのだが、同じ街をひたすら
行き来して雑魚を倒してパスコードやアイテムを入手する、というひたすらおつかいを繰り返すのが
つまらない。
また、アクションもしょぼく、近接攻撃と遠距離攻撃と投げが1種類ずつあるぐらいで、後はいまいち
使えないサブウェポンが数種類あるのみ。そんな攻撃で2種類程度しかいない雑魚を倒すため、
戦闘が非常にだるい。
しかも、ボリュームもスカスカで、4時間でクリアできる上にラスボスは歯が立たないで倒せずに終了で、
エンディング、という中途半端な内容なのがひどい。
そして、ANUBISという続編的作品が出たが、おつかい要素がなくなってボリュームはまあまあ増えた
ものの、アクションはやはり単調で雑魚戦も多く、特にボス戦の一部は決まったパターンで言われた通りに
戦うなど、自由度がなくて面白くなく、敵が固いため戦闘が長引き、非常に疲れる。
また、小島プロデュースなためかムービーもやたら長くて多く、セリフを飛ばせないためにテンポも悪い。
全体的にエフェクトや動きなど1作目よりは大分良くなったが、まだまだ戦闘はだるく、やはりいまいち面白味に
欠けるゲームであると言える。
近々、PS3や360でHD化されるこの2作だが、これをそのままHD化されてもつまらなさは変わらず、
意味がない。そもそも、HD化ゲームはどれもそうだが、追加要素が何もないのが面白くない。
初代Z.O.Eなら中古で400円、ANUBISも中古で1000円程度で買えるわけで、ちょっと画質が良くなって
トロフィーに対応した程度で同じ内容なら、安いPS2版を買えば十分だろう。
今後、FF10のHDバージョンなども登場するが、インターナショナル版を日本語ボイスでプレイできたり、
召喚獣を増やすなど、HDバージョンならではの要素を追加して、出して欲しいものである。