シュタインズ・ゲート 比翼恋理のだーりん
シュタインズ・ゲートのファンディスク的存在のこのゲーム、良ゲーである。
このゲーム、本編のような壮大なストーリーやサスペンス要素はないが、各キャラとの掛け合いはなかなか
面白く、主人公と紅莉栖が共に生活したり、ラボメン全員でバンドを始めたり、フェイリスのメイド喫茶を
救うためにみんなで試行錯誤したりと、様々なシチュエーションによるドラマが描かれている。
特に、まゆり編は王道的恋愛ストーリーで感動できるものになっており、鈴羽編では鈴羽の母親に関しての
話が描かれるなど、本編とも関係の深いSFストーリーを楽しむことができる。
また、前作は各ルートを見るためのフラグ立てが複雑だったが、今回はシンプルなものとなり、
簡単に各ルートを見れるようになっているのが遊びやすい。
全体的にそれほどボリュームはなく、前作のプレイが前提のストーリーのため、今作だけでは
よくわからないだろうが、外伝としてはまあまあよくできているゲームになっていると言えるだろう。
ロボット研究部を舞台とした次回作、ロボティクス・ノーツ。シュタインズ・ゲート以上の名作になって
くれることを期待したい。