最近では、フジテレビが韓国ドラマを頻繁に流し、それに対する抗議デモが巻き起こったりしているが、
アメリカ産の歌やドラマでは何も言わないくせに、韓国産の歌やドラマには猛烈に反発する、
というのは完全に人種差別であると言える。
また、在日特権を許さない市民の会が特別永住資格制度をやたら敵視して在日は帰れ!だのとヘイトスピーチを繰り広げているが、制度を廃止したいという主張はともかくそこまで異常に朝鮮人を排除したいという考えは完全に
差別であり、そもそもその制度を廃止させるなら政府に言うのが筋なわけで、これでは単に民族を罵倒するだけの
反社会的差別集団と見なされるのは当然の話だろう。
しかし、これらの反韓感情を生み出しているのは、やはり韓国の反日教育への反動であると言える。
韓国では、小学校の頃から日本はひどいことをしてきた悪い国と教えられ(実際そうだが)、竹島は韓国の領土、
戦時中、韓国の女性は日本軍によって無理やり従軍慰安婦として強制連行させられていた(慰安婦の強制性は日本も
認めているがおそらく女子挺身隊と混同)、などと誤った歴史を教えられるという。
実際に、竹島問題では、韓国人が不法に竹島を占拠し、抗議デモでは日本の国旗を燃やすなど、
洗脳させられた韓国人による怒りのパフォーマンスが度々繰り広げられ、韓国人にアンケートを取ると、
嫌いな国ナンバー1は日本、という答えが返って来るということである。
とは言え、反日ソングや反日ドラマならともかく、全く関係のない普通の歌や恋愛ドラマまで韓国産だからと
言って批判するのはお門違いというものだろう。
特に、「キムチくさいチョンは国に帰れ」と言ったレベルの低い煽りは完全に売り言葉に買い言葉であり、
非常に虚しいものがある。
結局の所、最も悪いのは行き過ぎた反日教育とろくに歴史問題や領土問題についてまともな外交をして来なかった日本政府の対応が問題なわけで、そんなものに踊らされて戦争を経験してもいない世代が互いに憎みあうのは
最も馬鹿げたことであると言える。
本質的なことを言えば、どの民族も同じ人間であり、運動能力や身体的特徴に違いがあったとしても、
差別するようなものは一切なく、領土というものも、長い歴史の中で早いもの勝ちで手に入れたにすぎない。
いまだに世界では、宗教や民族、思想などの違いで争っている国も多いが、そんなことに命と時間を掛けるなら、
とっとと和解して、自然災害への対抗手段など、確実に必要なことに力を注いで欲しいものである。