洋ゲーが日本で嫌われる理由の一つが、あのひどいキャラデザインである。
どのゲームも、愛着の沸きようがない気持ち悪いおっさんが主人公のものばかり。
おっさんはおっさんでも、メタルギアのスネークのような渋いキャラならばいいが、
GTAの主人公やオブリビオンのキャラなど、ひどいにもほどがある。
古くから、洋ゲーのキャラデザインはひどいものが多い。
ロックマンやボンバーマンも、海外版のパッケージは全く可愛くない変なキャラに
変更されて売られている。完全に日本人の好みとはかけ離れている。
しかし、だからと言って、海外全体があのような変なキャラが好きなわけではない。
アメリカ産のディズニー映画のキャラは至って普通であり、実写映画の俳優は美男美女が多い。
つまり、洋ゲーだけがおかしいのである。
映画はすんなり日本で受け入れられているにも関わらず、ゲームがさっぱりなのは、
当然と言えよう。
ニーアゲシュタルトの開発スタッフの話を見ると、
どうやらアメリカ人はゲームにリアリティを求めるらしいということが分かる。
大きな剣を振り回して戦うなら、それ相応の筋力を持ったキャラでないとおかしいと
言うのである。
確かに、FF7のクラウドのようなスラッとした青年がバスタードソードを振り回すのは
現実的ではないが、あくまでゲームという虚構の話であり、そんなところにこだわるのは
日本人からすればどうでもいいと言えるだろう。
とは言え、それがアメリカ人の文化というならば、しょうがない。
逆に、日本のアニメ絵は目がでかすぎて海外では気持ち悪がられているかもしれない。
今後も、洋ゲーと和ゲーには永遠に相容れない溝が刻まれ続けることだろう。
Halo3は世界で800万本売れたらしいが、日本ではたったの8万本。
逆に、ドラクエやモンハンは日本で大ヒットしたが、アメリカでは全く売れていない。
よく、これからは日本だけ相手にしていても駄目で、海外での売り上げが最重要、とかいう
奴がいるが、そんなものはある一部分の話だけで、全体の話ではない。
例え海外で全く売れなくても、日本で売れれば十分に利益が出るわけで、海外が必須という
わけではない。実際に市販のゲームを見ても、キャラゲーやギャルゲーなど、日本人向けの
ものばかりである。
もちろん、海外市場を狙ってデッドライジングやヴァンキッシュのような海外向けゲームを
作ることは自由であるが、日本で売れなくてもそれは自業自得である。
ゲームの映像がリアルになるにつれ、ますます海外と日本で隔たりが出てくるが、
日本人ゲーマーとしては当然、美形キャラのゲームや、
マリオやドラクエなどの可愛いキャラのゲームを応援していきたい。