あの頃の自分を思い返すと、よく生き延びられたとさえ思う。
過呼吸で息ができなくなる瞬間、胸が押し潰されるような動悸、そして、何もかもが耐えきれなくなって突然叫び出す自分。
叫びながら部屋中を転げ回るその姿は、正気を失った人間そのものだったかもしれない。
泣きたいのに涙が出ない。
自分で自分をどうすることもできない恐怖は、一生忘れられない。
長男が救急車を呼んだこともある。
そしてその事実を元夫も知っていた。
それでも不倫をやめなかった。金銭トラブルも止まらなかった。
「私のこと、殺すつもり」
元夫に叫んだことがある。
「不倫は心の殺人だ」と言うけど、本当に死ぬかと思った。