中年ゾンビと化した不倫夫に、
常識は通じない。
――むしろ通じると思う方が、ちょっとしたホラーなのかも。
話し合いをしようと口を開けば、
返ってくるのは会話ではなく
“うめき声”。
論理を投げても腐った脳には届かず、
都合のいい部分だけを拾って自己解釈。
こちらが現実の話をしているのに、
あちらは常に“自分だけが主人公の妄想劇場”の中にいる。
「ちゃんと話せば分かるはず」
――その期待、
残念ながら賞味期限切れ。
とっくに腐敗済み。
なぜなら彼らは、
“理解する”のではなく、
“都合よくねじ曲げる”ことで生き延びているから。
自分を正当化するためなら、
事実も記憶もいくらでも改ざんする。
昨日言ったことすら、今日にはなかったことになる。
ある意味、過去を書き換える能力だけは超一流。
まともな話し合いができる前提は、
「相手にも理性がある」という最低条件。
しかし中年ゾンビと化した不倫夫に残っているのは、
欲望と自己愛、そして女にすがる執着だけ。
つまり――理解し合える相手ではなく、ただの災害である。
だから思ってはいけない。
「いつか分かってくれる」なんて。
それは希望ではなく、ただの幻想。
対処法はひとつ。
理解し合おうとするのをやめること。
そして、安全な距離を取ること。
ゾンビと化した不倫夫に必要なのは、
説得ではない。
距離と遮断、それだけだと理解した。