C-BETとはCONTINUATION BETの略です。
C-BETとはPF(プリフロップ)をレイズした後、フロップで続けてベットする事を指します。
C-BETは(特にオンライン)多くのプレイヤーが実用する強力なプレイです。
例えば$1/$2 NLHEで3人がlimpするとします。
自分はcutoff(dealerの右隣)でAJ持っていて$12にレイズ。
SBとBBはフォールド。3人のlimperはコール。
ポットは$39引くrakeで合計$34。
フロップは 27K
limperは全員チェック。
ここでベットする事をC-BETといいます。
ベットする額は大体potの3分の1から3分の2を目安に。
limperである3人はPFをcheck-callした上、フロップもcheckした事に寄って弱さをアピールしました。
それに対してこちらはPFをレイズした上、フロップもaggressiveにベットして強さを誇張しました。
おまけに上記のボードの場合、フロップがK highなのがこちらに取って最良です。
どのプレイヤーにもperceived rangeという物があります。
各プレイヤーが行ったプレイを元にそのプレイヤーのrange(そのプレイヤーが持ちうる手の事)の中でそのプレイヤーが比較的持ってる確率が高そうな手の事です。
上記のボードの場合、フロップはK highです。
こちらのperceived rangeにずばり当てはまります。
何故ならこちらはPFをレイズした上、フロップもaggressiveにベットしたので普通にAK/KQ/KK/AAを持っていても全くおかしくありません。(実際AK/KQ/KK/AAを持っていた場合此の通りにプレイします)
limper側の視点でこちらのプレイを見ると88/99/TT/JJ/QQを持っていてもフォールドせざるをえないかもしれません。
このプレイを実用していれば中サイズのpotを沢山盗る事ができます。
勿論その内tightなプレイヤーが2PAIR+をフロップされてcheck-raiseされる事もあります。
その時はその時で普通にfoldすればいいだけの事です。
上記のボードの場合、相手がKを持っている、あるいは2PAIR+をフロップしない限りC-BETする事によってポットを盗ることが出来るので実に有益なプレイになります。
っていうか72/K2/K7でPFレイズをコールするプレイヤーはあまりいないのでこのボードの場合相手がよっぽどlooseじゃない限りTWO PAIRを持っている可能性は皆無に等しいです。
ただしC-BETは自分のimageと実用する頻度が鍵になります。
C-BETしすぎるとどんなアホでも気付くので上記のボードの場合、7xや88/99/TT/JJ/QQにbluff-catchされる可能性が高くなります。
次にC-BETするにおいてBOARD TEXTUREを理解する事がとても重要です。
BOARD TEXTUREとはボードの特徴・構成の事を指します。
主に重要なのはdryなボードとwetなボードを見極める事です。
dry → drawが少ないボード
wet → drawが多いボード
上記の 27Kは限りなくdryです。
ストレートドローもフラッシュドローもありません。
基本的にC-BETするとすれば確実にdryなボードにした方が良いです。
何故なら上記で記した様にこちらがC-BETした場合、相手に取ってKあるいはTWO PAIR+をフロップしない限りコールする事が非常に難しいからです。
逆に上記の例でフロップが
7 8 5
だったとします。
このボードは非常にwetです。
ストレートドローもフラッシュドローも満載です。
この様なボードにc-betするのは自殺行為と言っても過言ではありません
何故ならこのボードはこちらのperceived rangeにあてはまらないからです。
寧ろPFをlimp-callしたlimpersのperceived rangeにとてもあてはまります。
この様なボードにc-betした場合、相手が2pair や set をフロップしていないとしてもを二枚持ってるプレイヤーや4x,6x,9x等にコールされる可能性が非常に高いです。
この様なボードにc-betして相手にcheck-callされた場合、自分がどういう立場にあるのか見失ってしまいます。
相手はドローを持っているのか?それともストレート、2pair, setをslow playしているのか?あるいはポケットペアやただのワン・ペアにbluff catchされてるのか?
ターンが仮にblankだったとして自分はbluffし続けるべきなのか?
wetなボードにc-bet bluffすると自分をそういった困難な状況に追い込む事になります。
ようはC-betするとしたらdryなボードにした方が断然良いという事です。
ただし自分のimageとc-betを行う頻度に要注意。