原稿用紙での数字の横書きには、わかりやすい方法があります。

 



今回ご紹介するのは、横書きの時に数字をどのように書くべきかについてです。

 

これは、以下の点を解説していきます。

 

  • 横書きの時に1マスにいくつの数字を入れるか
  • 数字が単位を伴う場合の記述方法
  • 小数を記述する方法
  • 大きな数字の記述方法


具体的な例を使って、これらを説明します。

 

 

横書きでの数字の表示方法 一マスにいくつ?小数点の書き方

 




原稿用紙で数字を横書きするときは、基本的にアラビア数字を使用するのが一般的です。これは、漢数字よりもクリアに見えるためです。「見やすさ」が鍵となります。

見やすく記述するため、主要なルールがあります。

 

「1マスに数字2つ入れる」というルールです。

 

 

この方法を取り入れることで、内容がずっとクリアになります。

 

 

いくつかの数字の例を通じて、この方法を紹介します。



 

 

 

 

  小数点を横書きする場合

 

 

 

 


様々な小数のパターンを例として挙げ、解説していきます。

 



・18.3の場合

 


「18」と「.3」を別々のマスに入れる方法で、一マスに2つの文字を配します。

18|.3

ここで、「.」も文字としてカウントします。

 

使用される記号はピリオド、「.」であり、「・」ではありません。

・0.1の場合

 


「0」と「.1」の形で、最初のマスに「0」を、次に「.1」を入れます。文字が3つしかないため、一マスに2文字のルールに沿う形ですが、これが最も見やすいとされます。更に、「0」をマスの右側に寄せて記述します。

数字に単位が伴う場合は、「0|.1|%」という形で、更に一つマスを使い「%」を加えます。

・92.56%の場合

 


このように記述することもあります。

92|.56|%

基本は一マスに2文字ですが、中央のマスに「.56」と3文字入れるのは例外でも構いません。「ピリオドがはっきり見えるように」ということが大切です。もし文字を3つ入れるときは、ピリオドが見づらくならないよう気をつけましょう。

見づらいと思ったら、基本に戻ってこれも可:

92|.5|6|%

マスごとに2文字ずつ入れます。「6」はマスの左に寄せて記述すると見やすくなります。

好みに合わせて選んで良いですが、どちらを選んでも、読みやすさを重視してください。

・-5.64の場合

 


マイナス符号も一つの文字としてカウントするので、この例では以下のようになります。

-5|.64
 

 

 

  大きな数字を横書きする場合

 

 


例えば、10,000のような大きな数字は以下のようにします。

10|,0|00

ここで使うのはカンマ、「,」で、小数点に使われるピリオドとは異なります。

 

 

間違えないよう注意しましょう。

 

 

 

 

 

 

 まとめ

 


横書きの数字は、「1マスに2文字」というのが基本ルールです。

 

 

場合によっては3文字にしたり、1文字だけにすることも可能です。

 

 

「読み手がどれだけ見やすいか」を最優先に考えて記述することが重要です。

 

 

この点を心に留めておけば問題ないでしょう。 

 

 

 

 

 

 

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