関西地方、特に大阪に詳しい人でないと分からないことってたくさんありますよね。

例えば、特有の地名の読み方や、独特な関西弁の意味がそうかもしれません。

さて、そんな中でよく誤解されるのが、大阪駅と新大阪駅は同一ではないという事実です。

では、大阪にあるこれらの駅と、大阪という地名について、詳しく見ていきましょう。

大阪駅について

大阪市の北部、具体的には梅田三丁目に位置するJR西日本の交通拠点が大阪駅です。 ここは、JR京都線・JR神戸線が通る東海道本線や、大阪環状線が利用できる駅です。

さらに、大阪駅は福知山線(JR宝塚線)や桜島線(JRゆめ咲線)、関西本線(大和路線)、阪和線へのアクセスも可能ですが、新幹線の停車駅ではありません。

梅田という大阪の北の玄関口に位置し、周辺は賑やかな商業地域となっています。

新大阪駅について

一方、新大阪駅は淀川区西中島五丁目にあり、JR西日本やJR東海、大阪市営地下鉄が乗り入れる駅です。

ここは東海道新幹線の終点であり、山陽新幹線の始発駅としても機能しています。大阪府で新幹線が停車する唯一の駅です。

新大阪駅には、海道本線(JR京都線)も通っており、大市営地下鉄御堂筋線が乗り入れる駅番号13の駅もあります。

大阪駅と新大阪駅の違い

具体的に言うと、大阪駅と新大阪駅は全く異なる二つの駅です。新幹線を利用して新大阪駅に到着した場合、大阪の中部や商業地区へは、JR、地下鉄、タクーなどで移動する必要があります。

新大阪駅大阪駅までは、JRを利用すると1駅、約4分到着します。また、地下鉄御堂筋線を利用する、梅田駅まで3駅6分かかります。

「大阪」という地名の意味

「大阪」という名前は、かつては「大坂」と書かれてましたが、1868年に新政府が大阪府を設置する際に「阪」という表記が正式になりました。

大阪という地名は、大阪府全体を指す場合、大阪市を指す場合があります。大阪府は43の自治体で構成され、大阪市はその府庁所在地です。大阪市の人口は約271万人、大阪府全体では883万人です。

「新大阪」いう地名の意味

「新大阪」という地名は実在しません。するのは「新大阪駅」という駅名のみで、新幹線の駅として新しく造られたのです。

まとめ

ここまで大阪と新阪についてご説明しました。大阪駅は、梅三丁目にあるJR西日本の駅であり、新大阪駅は淀川区西中島五丁目にある駅で、大阪府で唯一の新幹の駅です。新大阪駅は大阪駅の北3.8に位置していますので、両駅を混同しないよう注意ましょう。そして、「大阪」という地名は、大阪府は大阪市を指す用語ですが、「新大阪」という名はありません。