500系こだま

 

姫路から新大阪までの道中、私は500系新幹線「こだま」の車内にいました。伊丹空港へは通常、J-WESTの便利なチケットレスサービスを使った特急電車とリムジンバスを組み合わせて移動しますが、この日は少し趣向を変えて、懐かしい新幹線の旅に出ることにしたのです。特に、流線型のスタイリッシュなデザインが魅力的な500系に乗りたくて、わざわざスケジュールを調整してみました。

流線型のそのフォルムは、まるで航空機を彷彿とさせ、見る者の心をわくわくさせます。

 

 

6号車は元グリーン車

 

 

かつて「のぞみ」として16両編成で活躍していた500系も、現在は8両編成で「こだま」に姿を変えています。特に6号車は、かつてのグリーン車であり、その多くの設備が今も変わらず使われていて、昔の面影を残しています。グリーン車としてのサービスはなくなりましたが、普通車に格下げされてもなお、かつての豪華さを感じさせる部分があります。

憧れのグリーン車に座ると、昔の記憶がよみがえってきます。しかし、コンセントがない、テーブルがないなど、現代の快適さに欠ける点も否めません。それでも、こだま専用の割安なチケットにより、賑やかな車内の雰囲気がありますが、静かさを求めるなら、やはり有料のグリーン車のほうがふさわしいでしょう。

500系がこれからも山陽地方でどれだけ走り続けるかは分かりませんが、静かな「こだま」としてではなく、かつての「のぞみ」のように時速300kmで駆け抜ける姿をもう一度目に焼き付けたいと思いながら、旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

N700aこだまも楽しみ!

500系の代わりに、今後出てくるN700aのこだまは指定席にグリーン車の席を使うみたいなので、楽しみ。