hijiyan邸にお邪魔した続き。

そもそも今回オフ会を持ちかけたのは、旧交を暖めたかったというはもちろんだが、幾つか拝見したいことがあった。
①電研精機製ノイズカットトランスの使いこなし
②ルームチューン
③たわしアース
前回は予想以上の音のすごさに興奮気味に書き殴ってしまったが、今回は上記3つについて、ほんの触り程度ではあるが書きとどめておきたい。
オーディオ専門のSNSに「Phile Web コミュニティ」というものがある。
ここ数年、hijiyanさんはオーディオに関する記述はそちらを中心に行っており、一方自分はこの日記のほんの数日前まで入会していなかったので閲覧することもなく(入会しなくても閲覧だけならできるのだが)、hijiyanさんの活動内容もまったく存じなかった。
ある日、ふとしたきっかけでPhileWebのhijiyanさんの日記を拝見したら電研精機製ノイズカットトランス(略してNCT)についての記載がかなりあり、自分も同社のNCTは多用しているのでぜひ情報交換させていただきたいと考えた。
それが、今回のオフ会のきっかけだった。
ただ、同じNCTと言っても、hijiyanさんは「NCT-I」型をお使いで、自分は「NCT-F3」「NCT-G」を使っているため盗めるテクニック(笑)には限りがあるが、少なくともNCTをカスケードして使うことの効果については両者で共感することができた。
また、NCTの側面や天井に青い何かを貼り付けられており、これは車のドアの内部とかに貼る制振材の一種なのだという。
自分のNCT-G(1kva)は盛大な唸り音を発しており、そのくせ「わざとか?」と思わせるようないかにも鳴きそうな金属ボディなので、唸り音をもっと低減させたかったら同じようにボディに何かを貼り付けようかと考えてはいたため、こうした貼る素材を吟味されておられることは今後参考になりそうだった。
②ルームチューン

何度も書いている通り、hijiyanさんと言えば徹底したルームチューンで、6年ぶりにお邪魔する以上、それがどれだけ進化しているか楽しみにならないわけがない。
その進化っぷりは前半日記に書いた通りだが、当然ながらすべてのルームチューンポイントを書き出すことはできない。
ここでは、幾つか印象に残ったのを書いておく。
前回伺ったとき既にお使いだったかは分からないが、数か所に「おやつカルパス」みたいな小さな棒を貼り付けられている。
ルームチューンを突き詰めていくと、こうした小さなグッズでさえ大きな効果が出るのだそうだ。
他にも、1cm×1cmくらいの小さなタイルのようなものも貼り付けられていた。

天井はこんな感じ。
上述のおやつカルパスのほかに、やはりお部屋の随所で使われいる15cm×15cmくらいの格子状の何かが天井に使われている。
二枚重ね合わせているが、ぴったり重ねると特定の帯域でピークを感じるとかであえてずらして重ねている徹底っぷり。


ちなみに、自分の天井。
清々しいくらいに何も対策していない。アクリル製の蛍光灯カバーが盛大に音場を乱してくれていそう。
横にある水色のバーはゲーム時のみ下ろす遮光カーテン。蛍光灯の灯りが画面に映り込むのを防ぐため。

見落としがちなリスナー背面下部もぬかりない。
音響的効果はもちろんのこと、邪馬台国の高床式倉庫を彷彿させるような、独特の美しさがある。

ちなみに、自分の背面。
清々しいくらいに何も対策していない。壁の穴の隙間に詰め込んでいるのは履き潰して穴の開いた靴下やパンツ(洗濯済み)。
黒トランクス派でよかった。白ブリーフ派なら目立ってしまいこうはいかなかった。

つい先日完成したという、向かって左上の対策。


右上はエアコンがある一方、左上は何もなく、それが音の左右バランスに影響を与えていたとのことで、その対策。
一見、大きな対策には見えないが、これがめちゃくちゃ効いたらしい。ご本人曰く「ブレイクスルー」。
もちろん、こうも効果が大きかったのは他の対策を入念にしたからこその話だとは思うが、オーディオはどこにこういうのが潜んでいるか分からないから面白い。
自分の部屋も、向きは違うけれど同じく右上にエアコンあるんだよね・・・。
一部で人気のたわしアース。
こちらも構造や素材を徹底的に吟味されている。各層を絶縁させたり、底面にマグネシウム(だっけ?)のボールを敷き詰めたり・・・。
とりあえず、たわしの素材は真鍮が一番いいらしい。
不思議だったのが、hijiyan邸は十数年前に出水電気に依頼してアースを含む電気工事を行っているはず。
そうした良質のアースが既にあるのに、たわしアースは効果があるのだろうか?それが、理屈は分からないがあるらしい。
しかも、たわしアースは複数使われているのだが、スピーカーのマイナス端子に繋ぐたわしアースが効果が大きく、それは大地アースにもつないでいないそうだ。
hijiyanさんがここまで言われるのだから、絶大な効果があるのは確かだろう。
ただ、仮に今の自分の部屋で適当につないでも効果は限定的な気もする。
上述のNCTもアースの取りかたはいろいろコツがあるようで、そうしたことも考えると相当根が深い課題。なので、いったんは回路図ならぬ「アース図」をまとめるところから始めようと思う。
・・・って、いつ着手できるか分からないが(汗)、アースをきちんと取り回すことが、テーマにしているS/Nの向上にもつながるかもしれない。
焦ってやっても仕方がない。長期的に腰を据えて考えてみよう。
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今回は本当に有意義な相互オフ会だった。
hijiyanさんが有意義なご指摘をくださるのは昔も今も変わらない。ただ、聞くこちら側がいろいろな意味で青かったこともあり、ご指摘内容をどこまで嚙み砕くことができていただろうか。
それが、歳を取ってある程度は落ち着き、オーディオの造詣も多少は深くなり、加えてコロナ禍でオフ会が激減し、今年後半は人からご指摘をいただくことの有難さを柄にもなく再実感していたところだった。
今回はそうしたタイミングでの相互オフ会で、そう考えるとこの6年と言う空白も決して無駄ではなかった気さえする。
同時に考えたのは、他の方とお引き合わせしたらどうなるのかということ。
例えば、自分の中ではセッティングの達人といえばやっぱりサウンドクルーさんやチュー太郎さんがいる。
スピーカーの調整を中心としたセッティング、ルームチューニングも含めたセッティングという方向性のわずかな違いはあるだろうが、こうした達人同士がお会いすることでどうなるか(チュー太郎さんとはすでにご面識あるが)。
普通に楽しいオフ会で終わるかも知れなく、もちろんそれはそれで満足なのだが、ひょっとしたら何か素晴らしい化学反応が起こるかも知れない。そういうことを考えるとすごくワクワクする。
自分はまだネット上だけでの交流だが、近畿には京都人さんというこれまた素晴らしい方がおり、セプ太さんが先日サウンドクルーさんをそのお宅にお連れしたのも、そうしたワクワクを感じてのことだったのかもしれない。
本来はそうした引き合わせる側ではなく、自分自身も化学反応の素材を目指すべきなのだろうが、今の医療技術では難しいだろな。
自分だったらあと200年くらいはかかりそうだからwww
hijiyanさん、今回は本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

