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くさもんのブログ

うわさのブログというものをちょっとさわってみました。

日々のことを徒然なるままに。

自分のゲーセン遍歴を絡めた、藤沢のゲーセン「ファンファン」の思い出話のつづき(最後)。


2024年10月。
ファンファン最後となるこの月は、何とか3回ほど顔を出し、最終日となる10/20にもお邪魔できた。

まず驚いたのが、最終日の人の多さだった。
ジョイパーの最終日にも顔を出したが、フロア面積が違うので単純な比較はできないものの、今回の人の多いこと!店内移動も一苦労の、まさに芋洗い状態だった。
某縦スクロールシューティングゲームで全国的に有名な凄腕プレーヤーも来ていたし、お店の前の道路は人がたむろしすぎて近隣住民に通報されたくらいだった。




こう書いては藤沢市内でまだ頑張っているゲーセンには失礼だが、ファンファンの閉店は単なる一店舗の閉店ではなく、かつてゲーセン天国だった藤沢の「最後の砦の終焉」ともさえ言えるイメージを、自分も含めた多くの人が持っていたのかもしれない。
自分のゲーセン仲間も割と多くの方が集まったし(中編で触れた塚さんとも十数年ぶりにお会いできた)、特設のメッセージボードにも、それこそ貼るスペースが無いくらいに多くの人が思い出をつづった
(僭越ながら自分も書かせていただいた)。






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自分のゲーセン通いは地元茅ヶ崎から始まったが、ゲーセン仲間との交流は藤沢から始まった。
年が経つにつれて、それが各地のゲーセンに広がっていったが、徐々に閉店し、今回こうしてスタート地点であり最後の地でもある藤沢も終わった。

SNSや通信手段の発達により、今後も大抵のゲーセン仲間と連絡を取ることはできると思う。
ただそれは、リアルに会うとしてももうゲーセンではなく、年に数回あるかないかの飲み会とかのイベントが中心になるのだろう。
断続的ながら三十数年続いてきた、ゲーセンで何気なく挨拶をし、ゲームをしながらお喋りを楽しみ、時には連絡先を交換せず数年間会えていなかったゲーセン仲間と思わぬ再会を果たす・・・なんていう日常は、自分の中ではこれでいったん終わってしまったわけだ。
ちょっとまだ実感わかないけれど。

今では、昔に比べてはるかに容易に自室内にゲーセンなんかよりもずっと快適なゲーム環境を作ることができる。
イニシャルコストや電気代を除けば無料で遊べるし、ゲームタイトルだって1軒のゲーセンではとても網羅しきれない数千数万にもおよぶ古今東西の作品が選び放題。格闘ゲームだって、インターネット回線のおかげで数百km離れた人との対戦も可能だ。
そういう意味では、テレビゲームを提供する場としてのゲーセンは、それこそオワコンどころの話ではない。

ただ、そう単純な話でもないんだよね。
家に引きこもっていないで外に出る。友人や知人と通信ではなく同じ空間を共有して言葉を交わす。これがどれほど大切なことか。
自分自身、子供のころは本当に友達ができずに親や担任教師を真剣に悩ませたが、ファミコンの普及とともに徐々に人付き合いができるようになった経緯がある。

つまり、ゲームを媒介とした人付き合いなら何とかできるわけで、これはゲーム趣味だけでなくオーディオ趣味でも同じことだ。
趣味は、趣味そのものを楽しむと同時に、人付き合いのためのツール。これだけは片時も忘れたことがない。

そういう意味では、ゲーセンはそうした考えに基づく交流を提供する場として、ある程度は社会に貢献できているのではないだろうか。
古くはインベーダーゲームのブーム期に起きた不良によるカツアゲ、学校や仕事のサボり先としての温床、最近ではプリクラコーナーでのナンパや痴漢などなど、問題もあるにはあるが、通信が発達しリアルで人と会う必要性が薄くなっている今だからこそ、こうしたサロン的な役割を担っていることも再評価してほしい。

他にも書きたいことはいろいろあるけれど、もうそれこそきりがない。
今はとにかくファンファンに感謝とねぎらいをお送りしたい。本当にありがとうございました。


それと、ほかのゲーセンが無くなっていくのも、残念ながら時間の問題かもしれない。
それだけに、ゲーセンには行けるうちに行っておこう!そして、行ったら行ったで仲間との歓談も大変結構だが、少しでも長い店舗存続のため、どんどんお金を使おう!
ゲーセンでいくら遊んだって大人の娯楽費としてはたかが知れているのだから。




ファンファン、最後もう一言だけ、

本当にありがとう!!