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くさもんのブログ

うわさのブログというものをちょっとさわってみました。

日々のことを徒然なるままに。

新年あけましておめでとうございます。


私事ですが、二十数年務めたシステムエンジニアからなぜか介護士になり、初めての年末年始です。
12/30も大みそかも元旦もお仕事、ようやく今日(1/2)はお休みを取れ、明日からまたオムツ交換にいそしみます。
なんだこれは。

貴重な休日の今日は、他にやることがたくさんあるのにオーディオ趣味にうつつを抜かし、いや、オーディオ趣味の中でもやらなくてはいけないことがたくさんあるのに、こんなニッチ過ぎるクソ日記をしたためてしまいました。許して。

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前置きが長くなったけれど、今回のネタは「CDの聴き比べ」。


ご近所の喫茶店常連仲間でオーディオ好きでもあるHさんは、機材の音質チェックに白鳥英美子が歌う「アメイジング・グレイス」を重宝されていることを、以前の日記に書いた。

そのCDは自分も持っているのだが、先日、家の中を整理していたらもう一枚出てきた。
数年前、知人の荷物を大量に引き取ったことがあるのだけれど、その中に紛れていたらしい。

「アメイジング・グレイス」が収録された白鳥英美子のCD。
アルバム名も、曲名と同じ「アメイジング・グレイス」。



二枚を見比べると、発売年などが微妙に違う。
ん?白鳥英美子が歌う「アメイジング・グレイス」は複数種類あるの??

それ自体はそこまで珍しくないが、今回はHさんが音質チェックに使うほどの曲。
どのCDの「アメイジング・グレイス」が一番音質や歌唱がいいか、気になるところではある。
そこで、白鳥英美子が歌う「アメイジング・グレイス」が他にもないかを調べて、分かった範囲で入手してみた。
全部で4種類になった。


1987年に出た元祖盤(?)。(CD番号:K32X 195)
自分が元から持っていたもの。




1993年に出た再販盤(?)。(CD番号:KICS 392)
今回の整理で出てきたもの。曲目は①と全く同じ。
ジャケット兼ブックレットが行方不明だが、ネットで調べる限り①と同じデザインの模様。




1996年盤。(CD番号:FKCL 30607)
アルバムのタイトルは、ただの「AMAZING GRACE」ではなく、
「Amazing Grace Emiko Shiratori Song Book」となっている。
曲目も、①②と異なる。




2004年盤。(CD番号:BVCC37403)
アルバムタイトルは「AMAZING GRACE 100%」。
白鳥英美子だけでなく、いろいろな歌手や演奏家の「アメイジング・グレイス」を集めた1枚。




いずれも

・白鳥英美子が歌う
・伴奏無し(本人の歌唱だけ)

という点では同一。と言うより、正直言うと歌いかたの違いが判らず、もしかしたら大元の収録日も同じなのかも。
ただ、製作過程が違うのか、音質は若干異なる。

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①と②は、自分の駄耳では違いが判らなかった。
波形的には異なるのかもしれないが、特に確認はしていない。

③は、①②に比べると、若干細部が聴き取りやすくなっており、それによってか、ヴォーカルもごく僅かではあるが、鼻筋が通ったようなしっかりしたものになっている。
個人的には、冒頭直後の「~ sweet the sound. That saved ~」のあたりが特に分かりやすかった。
これを聴いたあと再度①②を聴くと、フニャフニャした声に聴こえてしまう。

少し驚いたのが④。
ブックレットを見ると、出典元CDとして①が紹介されている。
ということは、①(または②)と同じ音質・・・かと思いきや、音量はもちろん音質も違う(明らかにエコーが増えている)。
これ単体で聴いたら何とも思わなかったかもしれないが、①②を聴いた後だと、エコー過剰じゃね?とか思ってしまう。
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と言うわけで、今回の比較では、自分には③が一番好ましいと感じた。


しかし、④はCDの製作方針としてどうなのだろう。
いろいろなCDの「アメイジング・グレイス」を集めただけのアルバムなら、良くも悪くも元CDの音質を尊重すべきではないだろうか。個人的には、音質はもちろん音量も同じにしてほしい。
つまり、個人のCD-R作成で言い換えれば、元CDからリッピングしたwavファイルを何も考えずにそのままCD-Rに焼けばいいだけで、むしろ他のことはしてほしくない。

もっと言ってしまうと、
「単にかき集めてきただけなのもつまらないので、音質向上など何かしらの付加価値をつけよう」
と考えたのだとしたら、なんでそこで「エコーを掛けよう」と考えたのか。エコーを掛けると音が良くなると考えたのはなぜか。


似たような経験は以前にもあった。
某オーディオ店で買ったカーペンターズのCD。「xrcd」とか「20bitK2」といった、ビクターの高音質製法がふんだんに取り込まれている。




その製法自体は素晴らしいものなのだろうが、これもヴォーカルにエコーかけまくりで、聴いた瞬間に辟易した。
以前から持っていた、ハードオフで100円くらいで買ったよく分からないCDのほうが、残留ノイズは終始出てはいるものの素朴なヴォーカルの声で、安心して聴くことができる。
低音が乏しい我が家のシステムでは、xrcd側の豊かな低音は魅力だったが・・・。



今回の④やカーペンターズのxrcdは、専門用語で言うと「リマスター」と言えるのかな?
かつて付き合いのあった某オーディオショップなんかは、
「来店の際には、どんなジャンルの愛聴盤でもいいから持って来てよ!ただ、リマスター盤は時間情報が欠落しているのが明確に解るためお勧めしないよ!」
みたいなことを言ってリマスター自体を否定しているようだが、個人的にはリマスター自体を否定するつもりはまったくない。

ただ、リマスターの際の高音質化の手法のひとつとしてヴォーカルのエコー増強が安易に使用されているのだとしたら、それはちょっと違うのではないかなと・・・。
そんなので喜ぶのはラジカセ使用者までだ。

個人的には、「リマスターによる音質変化」なんかにこだわる人はある程度の機器を揃えていると思うし、そうした機器を揃えていたらエコーなんて安易な手法に喜ばず、一見素朴な音源に隠された細かな音を拾い出す、料理で言えばケチャップをドバっとかけるのではなく「素材の味を引き出す」アプローチで音質を追求してほしい。
自分自身がそれを実践できているかはさておき・・・。



最後に、リマスターと言えば何と言ってもこれ!
大滝詠一「A LONG VACATION」



元々はレコードだったが、1982年にはCDでも出た。
82年のCDから、大小含めると少なくとも7回はリマスターされている。つまり、82年の一番最初のを含めると実に8種類も世に出ている。
ある意味変態的な作品だ・・・。

現時点で最新のリマスターは2021年3月に出た「40周年盤」で、大滝氏が故人のため初めて第三者の手によりリマスターされたが、2回目のリマスター盤(いわゆる、マトリクス番号"141")と40周年盤を聴き比べてみた。
上段が40周年盤、下が141盤ね。



これについては、40周年盤の方が自分は好き。
全体的に音が派手にはなっているが、大滝氏の脱力したような声が多少力強くなっており(その脱力も魅力なのかもしれないが)、また、音に立体感が出ている。一曲目のイントロなんかは特に分かりやすい。
他にも細かな点を挙げればきりがない。

このように、素晴らしいリマスター盤だってたくさんある。
エコーも、適切に使えば素晴らしい手法なのだろう。過剰に盛るのはやめて欲しいだけだ。



さて、その「A LONG VACATION」。
82年の一番最初のから2回目のリマスター盤までは、マニアの間では「35DH 1」と呼ばれているのだが、以前、訳あってそれを複数枚持っていることを書いた。
その後も増え続け、今日数えたら23枚になっていた。

本当に馬鹿じゃないの!!!!




今年の抱負は、いえ今年こそは、身の周りの断捨離を少しでも進めたいと思います・・・。