「自宅をゲーセンにした男たち」という本を買った。

ゲーム趣味にしろオーディオ趣味にしろ、他人様の趣味部屋を見るのが好きで、そうした「お部屋紹介」の記事を集めた本が出ると必ず買ってしまう。
ただ、オーディオ趣味のほうは割とそういう本が出ているが、ゲーム関連では意外なくらい無い。
自分がゲーム関連で持っているのは、もう27年も前に出た「部屋をゲーセンにする!!」という本くらいだ
(ただし、部屋紹介記事は冒頭部分のみ)。


サラッと読んでみたけれど、まず感じたのは、やはり載っている皆さんの情熱のすごさ!
単に「金にモノを言わせて買い揃えました」という人は居なく、こうした部屋を実現させるために頑張ってDIY技術を身に着けたり、電気工作に詳しくなったり、慣れない海外との取引に挑戦したり、難色を示す家族を説き伏せたり・・・。それぞれがそれぞれの方向で血のにじむような努力をしている。
これには本当に脱帽するしかない。
こうした「お金があっても自分で何とかしなくてはいけない割合」とでもいうのかな?
それについては、オーディオ趣味よりずっと高いと思う。
あと、こうした本に載るくらいの方々だと、客観的に見た自分の方向性やこれから向かいたい方向性をしっかり持っている。
自分的に勉強になったのは、コレクター部屋でもさらに細分化されているということ。
まず、自分の中で「ゲーム部屋」というと、大きく3つに分けられる。
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①ゲームをやり込む練習部屋
②ゲームを快適に楽しむ部屋
③ゲーム機・ゲーム筐体・その他グッズをずらっと並べたコレクション部屋
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自分の中では、①と②は割と近い。③のみちょっと離れた位置にある。
自分の部屋は①と②の間を中途半端にウロウロしている状態だと思っているので、③については単なる「収集部屋」くらいの認識しかなかった。
ただ、当然と言えば当然だが、各人ごとに「何をどう収集して、どう陳列して、誰をどう楽しませたいか」が異なる。
この本の紹介ではそれがとても分かりやすかった。
一方で、残念な点と要望点も一つずつあった。
まず、残念な点として、写真が豊富に載っているのは大変結構なのだが、各写真に対する解説文が全くと言っていいほどない。

もちろん、その部屋ならびに部屋主の紹介文は有るのだが、それとは別に、載せた写真一枚一枚に対しても解説を付けて欲しい。
これは、オーディオの部屋紹介本では当たり前のことなので、正直かなり戸惑った。
「この部屋のこの部分をこの角度から撮ったのはどういう意図からか」が分からないと、見ていて魅力が半減以下である。
文字を載せるスペースが無ければ、写真を減らしてもいい。解説が無い写真を10枚載せるより解説付きの写真8枚のほうがよほど価値がある。
もっと言ってしまうと、それで手間がかかるのなら、値上げをしてもいいと思う。
ちょっと話が逸れるが、本書はオーディオの部屋紹介本に比べると安すぎる。
ページ数や書籍のサイズが異なるので一概には言えないが、単純な価格だけで見ると、税込み2000円を切る価格は、自分の持っているオーディオ部屋紹介本には無い。
紹介本文も結構簡潔なものなので、個人的には、価格を3000円くらいにしても各写真の解説文はしっかり載せて、資料としての価値をもっと高めてほしかった。
要望点は、上記の①②にももっと目を向けて欲しいということ。
まぁ、実際問題、③でないと誌面映えしないから難しいのだけどね・・・(笑)。
ただ、①②の自分にとしては、部屋の全景写真では分からないようなちょっとした工夫というのを自分なりに積み重ねていて、他の①②系の方々も同じだろうから、そういうネタをどんどん盗、もとい吸収したい。
内容が多岐にわたり、かつ、一つひとつがニッチ過ぎるから、繰り返すけど本にするにはちょっと難しいかもだけど・・・。
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自分とは方向性が異なる部屋ばかりだったが、とても面白い本だった。
今は「ゲームの部屋紹介本」自体が珍しい状況だが、いずれは①②的な内容にもスポットが当てられるかもしれない。
そういう意味も込めて、似たような本が今後も続いてほしいと願わずにいられない。
いずれは、SNSを中心にお世話になっている大分出身の某氏のお部屋も記事にしてほしいなぁ(笑)。