自他共に認める低域スカスカの部屋にバックロードで雄大に鳴らされている方がいらっしゃるものだから、そのショックたるやひと一倍だろう。
チキンな自分としては、もう何度「低域出ませんよ!?」と事前に予防線を張ったか分からない(笑)。
ただ、それが仇となったというか項を奏したというか、もともと生録音に非常に造詣の深いワッチさん、録音機材一式をご持参して測定をしたいと提案されてきた。
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お昼前に到着されて、まずはさらっと聴いていただく。「なるほど、たしかに低音が物足りないですね。ある程度までは出ているのですが、一定から下はすとんと無くなっている感じに聴こえます。」とのことだった。
で、お昼をはさみつつ、測定タイム!
過去の拙宅での測定などPAA3を用いてのものくらいだったので、こんな本格的な機材一式(マイク・マイクスタンド・DAC(?)・操作用PC)が持ち込まれたこと自体にまず感動した。
それを颯爽とセッティング・操作するワッチさん、業界人みたいでかっこいいです(半分合っているけど笑)。

測定の結果、聴感上で予想したかなり下のほうの低域はむしろ出ているほうで、その上の中低域の特定の箇所が大きく凹んでいることが分かった。
日記には載せていないが、音のゆがみ率の測定もしていただいて、ゆがみ分布も、最初の特性結果と何となく似通っているのが興味深い。
ワッチさんいわく、聴感上と測定上の結果がここまで食い違うのは珍しいのだそうだ。

どこをどうすればこの暴れを平坦化できるか、という議論まではさすがにこの日は出来なかったが、「闇雲にルームチューンをするよりまずは客観的な測定」という大切さと面白さ、さらには一昔前とは異なる敷居の低さをまざまざと感じさせられ、新たな物欲に必死で耐えていた。
相槌のつもりで「いやぁ、一式そろえても3万ちょっとですか!そこらのオーディオメーカーのアコースティックパネルを一か八かで買っても5~6万とか平気でふっ飛びますものね、それに比べればお安いですね~!」とかほざいて、自分で自分の物欲を刺激していれば世話が無い。
で、まずは手持ちのPAA3(これだって3万以上した)を使いこなしてからだろ!と物欲を鎮める意味で久しぶりに箱を開いたら、中に入れっぱだった乾電池が盛大に液漏れしてて男泣きするところだった。
大丈夫かな、これ・・・。
http://www.kcmusic.jp/phonic/paa3.html
その後は、これまたご持参いただいたプレーヤー(アキュフェーズ DP-77)とこちらのプレーヤーとの比較試聴や、カフェLC-1Aに用事があったのでご同行いただいたりして(送迎ありがとうございました)、解散。
DP-77は、その堂々たる容姿から想像できるような安定感のある音。
音の切れはともすればこちらに分があるかもしれないが、聴き疲れしないという意味では間違いなくDP-77だった。というか、電源環境がフェアではない比較試聴でこの違いはさすがだ。
http://www.accuphase.co.jp/cat/dp-77.pdf#search='dp77'

LC-1Aは、ゆったりとした音が気に入っていただけたようで、拙宅のクソ音の耳直しとして今後もお客さんをお連れするのに有効と言うことが実証できてよかったよかった(笑)。
今回はありがとうございました。
重い機材をお持ちいただいて大変だったこととお察ししますが、測定をやっていただいて大正解でした!
また、会話が楽しくて、試聴中もついつい話しかけてしまいスミマセン(汗)。
現在も幾つかのマイナーチェンジが進行中ですので、またお時間が出来ましたら是非おいでください!