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くさもんのブログ

うわさのブログというものをちょっとさわってみました。

日々のことを徒然なるままに。

前回のつづき。 
T先生のお宅で進化したオーディオ装置を聴かせていただいた。これが凄かった。 
 

 

まず驚いたのが、スピーカーとリスナーとの間に独特の空間が出来ることで、物理的にはそこまで広くないのに聴感的にはめちゃくちゃ広く感じる。 
似たような感覚はみゆき邸・ラッツ邸でも強く感じたが、ここでは少し違い、元々ある空間を切り取って別次元ができたような錯覚を覚える。 

後日、自分が書いた前回の日記を読み返して、当時も似たような表現をしていたことを思い出したのだが、今回は全く感じかたが違う。 
頭おかしいと思われるが正直に書くと、音が出た瞬間になぜか脳裏に浮かんだのは、「ファイナルファンタジー」シリーズの魔法「メテオ」だった。 
それもシリーズ6作目、しかも元祖スーパーファミコン版のVIのメテオなんだが、40超えたいい大人が何を書いてるんだ・・・。 

https://www.youtube.com/watch?v=mxF5feTO2hQ


他の要素、音の情報量・余韻・適度な艶やかさ・分解能などなども、どれを取っても本当に申し分が無い。 
低域は、お部屋が2階と言うこともあり、よくお邪魔するチュー太郎邸のような超骨太で硬くて痛気持ちいいタイプではないが、適度な弾力性(?)を感じさせつつ充分すぎる量感と伸びが出ている。 
さしたる爆音でもないのに、CDによっては振動が床から身体に伝わってくる。 
何の補強工事もしていない一般住宅の2階でこんな低音が出るのを聴いたのは初めてかもしれなく、やはり一般住宅の2階でオーディオしている自分にとっては内心すごく嬉しかった。 

あと不思議だったのが、自分たちが所属しているサークル「アコースティックサウンドクラブ」が録った生録CDもたくさんかけたのだけれど、何ていうのかな、生録ならではの音の新鮮さや情報量の多さは残しつつ、どことなく市販CDのような整えた音・お化粧した雰囲気も楽しませてくれるというか。 
先の低音もこの感覚も前回までは全く感じなかっただけに、とても不思議な新発見だった。 

ただし、これだけクオリティが高いと悩ましい点もあり、月並みな表現だが「粗が出る」。 
某国内男性アーティストの多重録音なんかは、奥行き感が全く無い平面でつまらない音!これは自宅では全く気づかなかった。 


で、あまりに音が衝撃だったのと、それでいて高音ノイズのようなものも若干感じて正体を突き止めたかったので、12/17に再度単身お邪魔した。 
たった一軒のオーディオを聴くのに関東から広島までの遠征である。その交通費があればいいホールでいい楽団の演奏が余裕で聴けるのに、正気の沙汰ではない。 



結局、ノイズのほうは正体は特定できなかったが、他の要素が素晴らしすぎるので例により途中からどうでもよくなり、いろいろ雑談やCDをご紹介いただいての音楽タイムとなった。 

T先生からは、上述の生録CDの聴きどころを易しく教えていただいたり、サークルゆかりのアーティストも含めたお勧めCDをご紹介いただいた。 
一方、こちらからは、お約束の「銀河鉄道999」を再生して世代的にツボで耳から離れなくなったと怒られたり、年の瀬なのでクリスマスソングをかけたら意外にも気に入ってくださったようだった。 

T先生のご紹介でこちらが後日買ったCD 
河村貴之 / Ballads
https://www.youtube.com/watch?v=ukNe8l7VzP4



こちらが持参してT先生が後日買ったCD 
竹内まりや / Bon Appetit! 
https://www.youtube.com/watch?v=ZL_lALc5m7w


ちなみに、そのお約束のささきいさお御大の声は、S/Nがよいのか、静寂な中にポッと演奏と声が出る感じで、くっさい表現をすると真っ暗なステージに真上からスポットライトがあたるような情景が浮かぶ。
これも今まで聴いたことが無いイメージだが、もう音質の評価でもなんでもないだろこれ・・・。 



その後、繁華街にある猪専門店でご馳走になってしまい、解散。
広島に到着するまでが 
1)前夜の夜行バスに乗り遅れて当日新幹線で移動
2)その新幹線も、予定時刻のに乗り遅れて到着時刻が大幅にずれて昼食が流れる
3)広島に着いたあとも、ローカル線で乗り間違える 
という波乱万丈な行程ですっかり信用を無くし、最後は広島バスセンターまできっちりご同行いただいてしまった・・・小学生か・・・。 



今回は音の進化が尋常じゃないレベルだったが、やっているのは「改造」だけなのがとにかく衝撃だった。 

オーディオにはいろいろなアプローチがある。 
その中の王道に「機器の細かなセッティング」「ルームチューニング」「ケーブル・アクセサリー交換」などがあり、そうしたアコースティック寄りなものを総称して「音を追い込む」と表現する人も多い。 
一方、T先生はそれらの重要性に理解は示しつつもそこまで極的ではなく、電源やクロックを中心とした改造だけでこうも凄い進化を遂げてしまった。 

AというインシュレーターからBというインシュレーターに替えたら音が良くなった。ただ、載せる機材や自分の体調・感性が変わったら、元のAのほうが好ましく聴こえるかもしれない・・・。 
その点、電気回路にはそのような行ったり来たりは無く、ゆっくりではあるが着実にクオリティを上げることができる。T先生はそれを「音を磨く」と表現し、音を磨くのが楽しいと満面の笑みで話してくださった。 
これが、この2回のお邪魔で一番印象に残っていることだった。 

自分は電気のことはよくわからないので音を磨く楽しさは味わえず、音を追い込むほうにシフトしがちだ。これから先も当面はそうだろう。 
ただ、いつかは磨くことも覚えて、追い込みと磨きをバランスよく追求していけたら・・・などというモチベーションなのか単なる妄想なのか分からないことを、広島バスセンターまで歩く途中で考えていた。 


ちなみに、まさにその歩行中、猪料理店での自分の大食いに驚き冷めやらないT先生から「関取っ!」などというありがたい称号を賜ったのだが、デブネタでいじられるのは慣れているのに「関取」と言われると割と立ち直るのが困難なことを生まれて初めて知った。 
これも「音を磨く」に負けず印象に残っていることとして書き留めておく・・・。今年こそは・・・。 



T先生、このたびはお世話になりました。 
本当に楽しい二日間でした! 

今年も何度か広島にお邪魔する予定なので、より進化しているであろうTサウンドをぜひまたお聴かせください♪