オーディオ訪問記(デーさん) | くさもんのブログ

くさもんのブログ

うわさのブログというものをちょっとさわってみました。

日々のことを徒然なるままに。

8/17(水)は、デーさん邸にお邪魔した。
お昼前に伺う予定が、車のトラブルで2時間近く遅れてしまった、申し訳ありません・・・。




前回
http://ameblo.jp/kusamon/entry-11935313217.html

前回のお邪魔から二年近く。
CDプレーヤーのクロック交換などはされているが、それ以外の主だった機材の変更はあまり無いように見受けられる。
今回の詳しい構成は伺わなかったので、前回いただいた構成図を再度掲載。



スピーカーも基本的には変更無いが、二系統あるスピーカーシステムのうち、励磁型フルレンジのほうはエンクロージャーがまったく新しいものになっていた(ユニットは以前と変わらないEMS LB8EXマークII)



このエンクロージャー、長野の「WoodWill」に作っていただいた特注品で、さまざまな会場に持ち込んでいるデモ機でもあるそう。
それをご本人のご自宅でたった一人で聴かせていただけるとは!もったいなくてバチがあたりそうな話である。


最大の特徴は、ユニットの振動をエンクロージャーに伝播させない「MGES」と名づけられた構造だが、大人の事情で詳細は割愛する。
ただ、この日記を書いた2016年8月現在は、WoodWillのホームページにまさにこのデーさん特注品についての詳細な記事が載っているので、こんな汚物日記に説明させるよりそちらをご覧になったほうがよほど手っ取り早い。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/

似たようなアイデアは86年のオンキヨー Scepter5001等でも見られるが(MGESハーフ仕様Aに近い?)、MGESはそれをさらに発展させているようで、公開されているサンプルデータでもエンクロージャーの振動抑制効果は平均するとScepter5001よりも大きいみたい。


能書きはそのくらいにして、試聴。
あ、今回聴かせていただいたスピーカーは、ほとんどその励磁型フルレンジのほうね。

最初にかけていただいたのは、デーさんとも馴染み深いレーベルのジャズCD。

大橋祐子 ブエノス・アイレス1952


ピアノの「ッカーーン!」と鍵盤をたたく音が痛快すぎる!ユニットは以前と同じはずなのに、まるで異なるサウンドに驚いた。
ユニットのコーン紙は少し離れていても十分目視できるくらい振動しているのに、エンクロージャーに触れてもほとんど振動していない。MGESの効果が出ているのがよく分かる。

低音も引き締まっているのだけれど、なんと言うか、高音のキレがとにかく痛快で、変な表現だけれど背面に鎮座しているホーンシステムよりもよほどホーンっぽい鳴りっぷりというか・・・(笑)。

それにしても、実を言うとこの「寺島レコード」というレーベルは初めて聴いた。同レーベルのCDはほかにも何枚か聴かせていただいたが、いい録音のものがとても多い。
どれも十分な静寂さと、力強さ、ほんのりとした華やかさがあり、総じて言うとコントラストがはっきりしていて楽しい。

一方、ここでもかけさせていただいた「銀河鉄道999」の12曲目「青い地球」(TV版のエンディング曲ね)は、ささきいさお御大のお声はいいとして、最初のほうの「ピーー、ピー、ピピピーーー」の部分(ってこれ、何の楽器??)がいつも以上に汚い。
音量のせいもあるだろうが音割れしかけている錯覚すら覚える。


この日聴いたほかのCDは比較的優秀な録音のものばかりで、それらではそうしたことは感じなかったので、悪い音はそのまま悪く再生するモニター調の傾向が強いのかもしれない(個人的にはそうしたほうが好みなのだが)。「となりのトトロ」でもかけて再確認させてもらえばよかった。
前回はあまりそうは感じなかったが、これもエンクロージャーを変えたことによる恩恵か。
ソース対してより忠実になったとも言えるのだろうが、それだけに好みがよりはっきり分かれてくるスピーカーシステムだなと強く感じた。


前回のエンクロージャーもしっかりしたものだったはずだが、今回のMGES方式のものはまるで違う。
今の時点でも十分完成の域なのだろうが、WoodWillの中でも比較的新しい方式のようで、よりこなれてきたらさらに化けると思うと楽しみで仕方ない。

それと、これだけ見た目がシンプルで質が高いと、さらなる高みを目指して自己流のメスを入れたい衝動に駆られる。バッフルに何か貼って音の反射を抑えたり拡散させてみようとか両端にRを付けて音の回り込みがどう変わるかとか・・・。
プロが完成させたものに素人が手を加えるのは上品な懐石料理にケチャップをぶっかけるような行為だが、それを考えずにいられない典型的なオーディオマニアのダメな癖を自覚せざるを得ない、ほろ苦いウオフ会でもありました・・・・・・・。



今回はありがとうございました。
お昼にごちそうになったお蕎麦で、自分と同じく大盛りを注文されて完食される健啖っぷりに驚いたりなど(自分も少しきつかったくらい)、オーディオ以外でも楽しいオフ会でした。
またお邪魔させてください!