伺ったのはチュー太郎さん、N川さん、この日初めてお会いしたtukachanさんと自分の4人だが、そこまで広いお部屋ではないので、チュー太郎・くさもん組がまず伺った。
数度にわたるご送迎、お手数をおかけしました。
広島のオーディオショップ「サウンドデン」のユーザーのうち、自分の伺った中では東の雄はマーキングワンさんだとしたら西はここだろうな(笑)。
ただ、こちらは自作やハイレゾ音源の再生等にも積極的に取り組まれているのが特徴。
音楽を純粋に楽しまれるマーキングワンさんと、オーディオという音の変化も楽しまれるT先生というイメージ、かな?
お部屋に通されて久しぶりに見るシステムは、なにぶんオリジナルノーチラスの存在感がでかく、それ以外のパッと見た印象はあまり変わらない。
ただ、音は以前よりも比べ物にならないくらい研ぎ澄まされていた。
時間が限られていることもあり、矢継ぎ早にいろいろ聴かせていただいたのだけれど、まずは、バッハのオルガン曲。
http://www.minakotsukatani.net/discs.html
低域のボワつきが全くない!
それでいて音が痩せることもなく、パイプオルガンの迫力はしっかり表現できている。加えて、耳の高さと比較してユニット位置が比較的高めこともあってか、荘厳な感じが今まで聴いたパイプオルガンの中では一番だった。
次は、我らがオーディオサークルが作っている「確認音源」。
これは2012年度のもの。
http://www.net-asc.com/
楽器の定位とか音色とかは勿論だけれど、床のきしむ音とか衣擦れとか吐息とか建物の外から聞こえるカラスの鳴き声とか・・・。そういう良い意味での付帯音の量が段違い。
自分も持っているCDだし自分も録音現場にいたので、このあたりの違いは市販のCDの数倍よくわかる。自分のシステムと比べて凹むダメージも数倍。
なんぞこれ、確認音源って自分の凹み具合を確認するための音源なのか??
あとは、このお部屋にも来たことがあるという「ウィリアムズ浩子」という女性ヴォーカルのCD。
自分は初めて聴いたけれど、少女チックな外見とハスキーとまではいかないが奥深い声のギャップに萌えたのと、声とピアノが空間に染み渡る様が心地よく、さっきポチった(笑)。
http://www.hirokowilliams.com/J/Discography.html
特に印象に残っているのは上記3枚。他にもいろいろかけさせていただいたけれど、割愛。
CD以外では、先日自分も試した、同じ演奏をCDとハイレゾで聴き比べとか。
ここではしっかりとした機器のためかハイレゾに軍配が上がったが、それでも万人が分かるレベルではない。ハイレゾのポテンシャルを実感できた一方、昨今のハイレゾという言葉の独り歩きに改めて不安を感じる結果だった。
ここのお部屋は、6畳ほどのそこまで広くない空間だけれど、ノーチラス・その他機材・ご本人の追い込みにより、空間描写が半端ではない。
二本のスピーカーの間の空間を、1立方センチの無駄もなく表現しきる・・・というと大げさだけれど、何かそこだけ空気というか次元が違うというか・・・。そんなこともあり、(少なくとも見た目的には)ルームチューンの類を一切していなくドアや窓も閉めているのに狭さを全く感じない。3人もいるのに!
これが音質的に一番驚いた点だった。
で、ルームチューンをしていないとやっぱり見た目的にも落ち着くわけで、カーテン、額縁、絨毯、小机などがさりげなくもしっかり映える。
趣味で固められた男の城、それでいて誰でもくつろげる瀟洒な空間。
実は難しいこれら二者の両立を、このお部屋は嫌味を感じることなく実に自然に成し遂げられている。
経済的な問題を差し置いても、自分がこうしたセンスを持つ空間を作れるようになるにはあと何十年かかるのだろうか(笑)。
T先生、今回も濃密なひと時をありがとうございました!
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