くさまです。

 

昨日4月29日をもって、2011年5月から3期12年間務めた横浜市会議員の職を辞しました。

 

市長から3期12年間の永年勤続感謝状を頂きました。

 

今期で勇退される先輩議員の皆さんと。

 

28日には、市長から3期12年の永年勤続に対する感謝状を頂き、同じく勇退される先輩議員の皆様と共に労いを頂きましたが、

 

感謝させていただくのはこちらの方で、支援者の皆さん、区民、市民の皆さん、役所の皆さん、全国の同志の皆さん、そして家族に支えられ、今まで無事に務めることができました。

 

本当にありがとうございました。

 

初当選時は29歳3か月。自民党公認候補として歴代最年少で当選させていただきましたが、この12年間の振り返りを何回かに分けてしたいと思います(自己評価の為にも)。

 

12年間で1億9000万円を越える歳費をいただきましたので(これが殆ど残ってないのがびっくりですが)、その分しっかり仕事したのかどうか説明するのも、僕らの責務だとも考えています。

 

まず、僕が大学時代から学び、市会議員になる初心であった、「議員提案条例を通じて議会を活性化させ、政策提案型の議会にしていく」ことですが、

 

この12年間で6本の議員提案条例と1本の条例改正を手掛けることができました。

 

2012年 資源ごみ持ち去り禁止条例(横浜市廃棄物等の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の改正)(委員会提案)

 

2013年 横浜市災害時自助共助推進条例(プロジェクトチーム事務局長)

 

2014年 横浜市会議会基本条例(委員会提案)

 

2014年 横浜市財政責任条例(プロジェクトチーム事務局長)

 

2017年 横浜市官民データ活用推進条例(プロジェクトチーム事務局長)

 

2021年 横浜市脱炭素社会形成推進条例(プロジェクトチーム副座長)

 

2022年 横浜市災害時自助共助推進条例の一部改正(委員会委員長)

 

数だけ見たら国内の地方議員の中でも最多クラスだと思いますが、恐らく横浜市の職員の中でもこんなに条例提案に関わっている人たちも多くないと思います。

 

数の問題だけでなく、これだけ条例提案に関わると、横浜市の政策マネジメントの「中」がよく見えましたし、職員や議員の本音と建て前がある中で、多くの意見をまとめて、1つの条例やそれに紐づく政策をつくっていくマネジメントを学びました。

 

何より横浜市会はこの12年間で活性化しました。

 

僕がいた早大マニフェスト研究所の議会改革調査でも、横浜市会は政令市議会1位(今は2位)、全国でも17位と、全国の先進議会に入りました。

 

マニフェスト大賞も、議会も自民党も僕も何度も授賞しています。

 

これは明らかに僕だけの力ではなく、政策的にも強い議会を作らなければならないという議員が多くなった証左です。

 

自民の中でも、鈴木太郎さん、山下正人さん、黒川勝さんなど、僕の先輩方でこうした全国的にも名が通ている政策通の議員がいましたし、議長経験者のベテランの先生方もご理解をいただきましたから、正直、僕はこの12年間思い切ってやりたいことができました。

 

ここで学んだ政策実現サイクルは、必ず次にも生きてきます。

 

地方自治は本当に民主主義の学校でした。