くさまです。

 

横浜市、29日発表の陽性者は344(中等症3)累計33835。前週比+95。昨日の段階で市内で入院している重症者15、中等症70。

 

さて、コロナ対策やおこのぎ八郎支援決定活動と共に、毎日、東京オリンピックの感動が止まりません。

 

この日の日中街頭は倒れるかと思いました。

 

日中見れていませんが、子供が寝た22時半以降に、特にそれぞれの選手のインタビューを噛みしめています。

 

金メダルラッシュも嬉しいですが、頭からずっと離れないのは、重量挙げの三宅選手、バドミントンチームなど、メダルに届かなったアスリートの皆さんの言葉、そして特に予選敗退した内村航平選手です。

 

 
誰でも知っている、オリンピック4大会連続出場、個人総合2連覇含めた7つのオリンピックメダル獲得者であり、国民栄誉賞級のアスリートです。
 
今大会は鉄棒一本に絞って、満を持して出場したものの、まさかの落下。予選落ちとなりました。
 
大会前のNHKプロフェッショナルで内村選手が特集されていましたが、正直、この人は何が楽しくて体操やっているのかなと素人の僕が思うくらい、葛藤があふれていました。

 

 

楽しいからやるというレベルではなく、体操に生きている感じを受けました。そんな方だからこそ、昨年、オリンピック中止が叫ばれていた中でも、「できない」と思わないでという発言は自然だと思います。
「国民の皆さんが(一部ニュースによると)五輪は(開催)できないんじゃないかという気持ちが80%を超えている、というのは、少し残念に思っています。『できない』じゃなくて『どうやったらできるか』をみんなで考えて、どうにかできるように、そういう方向に考えを変えてほしいと思います。非常に大変なことであるというのは承知の上で言っていますが、国民の皆さんとアスリートが、同じ気持ちでないと、大会はできないのかなと思う。どうにかできる、なんとかできる(という)やり方は必ずあると思うので、どうか『できない』と思わないでほしいと思います」

 

 
「悔いがない大会にしたい」と繰り返し答えていた内村選手。
 
直後のインタビューではなく、その後をフォローした記事に大変心が打たれました。
 
「ただ、他5種目の負荷がなくなったことで、見えた光もあった。H難度のブレトシュナイダーの回転の仕方を根本から見直した。バーを離して2回転の間に2回ひねる。コロナ以前は最初の1回転で4分の1ひねったが、1回転で1ひねりずつに変えた。より美しさを求めた。求道者のようにバーを握る日々は、楽しさも生んだ。
 

身に染みる体操の奥深さ。それはこの日の失意の中でも感じた。

 

内村 面白さしかない。極めるというのは知らないことがないこと。これだけやってまだ知らないことがある。

この舞台での失敗も面白さに回収される。それが根っからの体操好きの本性。

 

鉄棒の後、団体戦を戦う後輩たちの姿を見守った。4人全員が初出場にもかかわらず、予選1位通過を決めた。「もういらないじゃん」。素直に思った。

 

ただ、それは引退を示しはしない。「僕が見せられる夢はここまでじゃないかな」としながら、「永遠にしないかも。いつ引退するとかも考えてない」とも。いまは錯綜(さくそう)する心を抱えるしかない。ただ、その根っこにある感情は迷いはない。「体操って面白い」。【阿部健吾】

 

 
「政治家として生きる」という姿勢は、この世界では「ずっとやるのか?」「老害だ」など批判も受けますが、僕は内村選手のような、政治や民主主義に対する求道者的な姿勢や覚悟、実力をもつ議員は絶対に必要だと考えています。
 
レベルは全く違いますが、僕もそうした覚悟と意識だけは持って、議員活動を行っています。
 
4年に1回、こうした生き方をアスリートから理屈抜きに学べるオリンピックです。