くさまです。
横浜市、8月19日発表の陽性患者は26人(無症状4、軽症22)。累計1677。感染経路不明15。
70代女性は軽症(発熱のみ)、80代の男女は無症状。高齢者の無症状も目立ってきています。
さて、コロナ禍ですが、対策を行いながらこの夏も大学生インターンを受け入れています。
今年の大学生のすごいところは、まだ1回も大学で講義を受けてなく、通学定期も持っていないということです。
講義は全てオンライン、部活もサークルも制限され、海外旅行にも行けず、バイトも減り、今の学生は今まで誰も経験したことがない大学生活を送っています。
特に6月の感染の中心は20代ということと、今でも各地で大学の部活やサークルクラスターが発生していて、インターンを受け入れる議員としても今まで以上に対策をしていかなければならない中で、インターン活動にも制限が出ています。
なので、逆にいま行われているコロナ対策や政府のキャンペーンを駆使して、今しかできない活動をしてもらおうと考え、
本来だったらオリンピックのインバウンドで大盛況であるはずの東京観光地ど真ん中・浅草の今を視てもらい、かつ、コロナの軽症無症状者用の療養ホテルと同じ会社の同じタイプの部屋に実際泊まって経験してもらう、GoToコロナ禍現状視察を、徹底した対策の中で行ってもらいました。
軽症者・無症状者用の宿泊療養施設と同じタイプの部屋。「10日は絶対無理です」と男子学生。
浅草周辺で聞き取り調査もしてもらいました。
8時前で人がいない雷門。
20代カップルが9割だったというすみだ水族館。
20歳女子学生の感想です↓
以前からニュース、マスコミ媒体で見聞きしていた観光業界の深刻な問題を自ら感じる事が出来ました。
例えば、浅草寺の周辺でお守りを買う事の出来るお店と、団子を売るお店でインタビューをした際、両者共に「収益の減少」、「観光客の減少」をまず仰っていた事や、私たちが実際にその場に行き、明らかな「人の少なさ」を目の当たりにして、「人いないね」とお互いに自然と口に出していました。
一方で、すみだ水族館には、家族、子連れよりも20代くらいのカップルがとても多く、きっとすみだ水族館に限らずその他のデートスポットにも20代が多いから、20代のコロナ感染者が増え続けているという事にも納得がいき、スカイツリーの展望台に関しては、東京都民は料金が半額と、地方に行くことの出来ない人々を取り込もうとする取り組みを見る事が出来ました。
共通して思った事は、私たちは勿論観光することが出来て楽しいのですが、それを職業にする人は明日も危ういこと。宣伝して観光客を呼び込みたいが、感染拡大を恐れて出来ず、それがニュースにもなってしまえば本格的に営業出来なくなってしまうし、地元の人だけでは以前の売り上げには戻れないことなど様々なジレンマにあることです。
今、行われているGo to キャンペーンにも当てはめる事が出来ると思いました。
特に、キャンペーンを利用する側は「何で今」と思う人もいるかもしれませんが、そういう人の殆どは直接に現地を見ず、一方で感染するリスクを考えると行く事が出来ない、ということだと思います。
今回、観光地の現状を見る事で、私たちはSNSなどを使ってお店の情報や、マスコミでは報道されない事を積極的に広めるべきだと思いました。
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今回、3名のインターン生がこの企画に参加し、2名が都民でしたので、東京都の方針に則り、都内での視察をしてもらいましたが、この夏休みで地方に出た多くの首都圏の人たちも、その地域の観光業現状の目の当たりにし、同じような危機感を感じた方も多いと思います。
この現状は横浜も全く変わりません。
ワクチンができて終息したアフターコロナの世界でも観光は大変重要なものになりますが、一体、いつ終息するのか、僕らには分かりません。
観光業に携わっている多くの方々が不安な日々を送られていると思います。そして、今回視察した大学生たちも、不安と、そして一種のあきらめの中で、後期を迎えようとしています。
そんな中で、皆さんが一生懸命頑張っている中で、僕らは、答えが見つからなくても、光を求めてひたすら前に進めていくしかありません。
議員が諦めたらダメなんだと、インターンの彼らにも日々考えさせられています。