くさまです。

 

横浜市、8月13日発表の陽性患者は48人(重症1、中等4、無症状5、軽症38)。累計1446。感染経路不明22。

 

20代だけでなく、明らかに各年代に陽性者が拡散しています。

 

さて、明日は戦後75回目の終戦記念日を迎えます。

 

例年、大学生の夏のインターンは、戦争と平和を題材とした様々な体験をしてもらっていますが、今年も靖国神社を参拝し、遊就館を見学してもらいました。

 

 

今年のインターン生の最年少は18歳。2002年生まれです。教員志望のこの男子は、戦争経験者から話を聞いたことがないそうです。

 

以前、僕は神奈川新聞に戦争をテーマに特集され、自分の祖父が戦争経験があるにも関わらず、孫の僕が戦争のことを聞いても、あまり喋ってくれなかった経験も触れさせていただきました。

 

 

僕らの世代は、戦争経験者の孫世代として、まだ「語られない過去」に向き合えた世代ですが、インターン生たちに聞いてみたところ、全ての学生が家で殆ど戦争の話をしていないそうですし、戦争経験者もいないということでした。

 

いよいよ、戦争を知らない世代の孫世代、本当に知らない世代が社会に出ていきます

 

僕が政治家として生きていく中で向き合わなければならない時代は、戦争を家族のことととして全く分からない世代と共に、益々不安定化する東アジアの安全保障環境を抱えながら、平和を構築していかなければいけないという時代です。

 

議員事務所に夏休みにインターンに来る学生たちは、大なり小なり、それなりに意識が高い学生たちです。

 

圧倒的多数の学生は、今後、平和の尊さや安全保障をどういう風に考え、今の近隣諸国に対してどう思っていくのか。

 

右とか左とか、教科書問題など以上に、イデオロギーを超えて僕らは向き合わないといけません。

 

初めて遊就館を見学した、教員志望の18歳男子学生の感想です↓

 

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平和について学ぶためには学校の授業や課外活動だけではなく自分から戦争の歴史を調べ考えるべきだと思いました。 

 

日本が米国に宣戦布告した理由、戦争の推移、終戦前後での出来事を知り、戦争によって何が原因で戦争をしたのか、何を失ったか、何を残したか、よく知る必要性を痛感しました。

 

最も印象に残ったのは大西洋憲章です。

 

開戦前、アメリカが貿易を規制したため日本の資源が不足。日本が戦争を避けるためにアメリカと交渉を行っていたが交渉が上手くいかずに戦争することになった。これを知ったとき非常に衝撃的で、なぜアメリカが対談を断ったのかなど、より詳しく知りたいと思いました。 

 

今の世界の現状は開戦一歩手前、グレーゾーンにいると言われています。

 

平和を語るためには戦争を知る必要があります。戦争についてよく知ることがいまの日本人の急務だと思います。教育に携わる人として生徒に何を伝えるべきか、そしてどのように伝えるべきかを考えていきたいと思いました。