くさまです。

 

横浜市、5月16日発表の陽性患者は8人(中等2、軽症6)。累計500人(死亡32、重症17、軽症172、退院228)。

 

クラスターが発生している西部病院の看護師の方4名、湘南泉病院の看護師1人の新たな感染が確認され、先月28日から在宅勤務だった県立えびな支援学校教員(50代男性)も中等症で入院されています。

 

1月のダイヤモンドプリンセス、2月18日の市内初感染者報告から約3か月経って、感染者数500人というのは、世界の大都市と比較すると奇跡というか、信じられないと思う外国の方も多いと思います。

 

市内でも32人の尊い命が失われてしまいましたが、僕が留学していたアメリカのインディアナ州(600万人)では既に約2万7000人の感染が確認され、1500人以上が亡くなりました。

 

この数の差は、人類の為にも必ず検証すべきものだと思います。

 

さて、この3か月間、ずっと市役所から出てこなかった数字が様々あります。

 

よこはま自民党コロナ対策本部でも、要望を繰り返してきましたが、この度、ようやく市内のPCR検査の実態が分かってきました。

 

 

金曜日に団会議で示された数字と、市のホームページに掲載されている数字が異なりますが、ここでは団会議で示された数字で説明します。

 

①PCR検査件数

 

衛生研究所でのPCR検査実施人数

(ダイヤモンドプリンセス含む、5月14日まで)

→ 1990人

 

市内医療機関(18)での検査実施件数

(民間検査機関などへの外注、11日まで)

→ 1800人

 

検査実施総数 3790人(市HPと異なります)

 

新潟日報ウェブサイトより https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20200326533503.html

 

②市内医療機関等のPCR検査機器台数

 

横浜市衛生研究所→ 4台

横浜市市民病院→   1台

横浜市大病院→    5台(2病院)

市内民間病院A→   1台

市内民間病院B→   1台

 

市内PCR検査機器総数 12台

※PCR検査実施医療機関からの報告により市が把握。

 

12台というのは、技師もついて、コロナの検査用に動いている数という僕の理解です。市内には研究機関や大学が多くありますので、PCR検査機器だけならもっとあって然るべきです。

 

これらに、現在横浜市医師会が中心になって市内で行っていくドライブスルー形式PCR検査を加えた数が、横浜市のPCR検査の全体になります。

 

PCR検査については1か月前に同じ会議で僕も質問しましたが、はっきりした答えがありませんでした。

 

民間検査の把握や、1人の陽性患者につき何回も検査をしなければならないことから、日ごとの正確な数の把握は難しいと思いますが、動いているPCR検査機器の数などは、なぜ今まで答えてこなかったのか分かりません。

 

団会議でも議論になりましたが、議会も含めオール横浜として医療現場を支援していかないのに、情報の面だけでも信頼関係が揺らぐのは非常にまずいことです。

 

放射線問題の議論を思い出していただき、情報開示が市民の「安心」につながっていくことを思い出して頂きたいと思います。