くさまです。

 

今日はクリスマス。1人の娘の親として、世界中の子供たち、ご家庭、個人の幸せを願ってやみません。祈らせていただきます。

 

さて、最近、横浜の温暖化対策が全国で注目を集めています。

 

それもそのはずで、環境大臣として注目されている小泉大臣が横浜の取り組みを様々な演説でべた褒めしていただいているからです。

 

その取り組みとは、東北の被災地を含めた小規模自治体が産み出した再生エネルギーを横浜市に供給するというものです。

 

実は横浜市は、小泉大臣が就任する前の昨年10月から「ZERO CARBON YOKOHAMA」(ゼロカーボン横浜)を掲げ、全国に先駆けて脱炭素化を宣言しました。東京よりも早くにです。

 

 

当時、僕は温暖化対策担当の常任委員長でしたので、この取り組みを思いっきり支援しました。

 

当時、思い切ったなと思うと同時に、横浜市のこの宣言を大変誇りに思いました。

 

そして今年2月にはその実現の為に、東北の12の市町村と再生エネルギー供給の協定を結び、既に一部供給が始まっています。

 

地方でつくった再生エネルギーを大都市ヨコハマで消費する。地域循環共生圏をつくっていく上での国内ベストプラクティスだと思います。

 

この地域循環共生圏の取り組みと僕が取り組んでいる水素エネルギーも含め、横浜市は日本はもとより世界に誇れる環境未来都市(今はSDGs未来都市)として進んでいく使命があります。

 

「日本って環境技術進んでる」「世界を環境政策でリードする」こういう印象を多くの皆さんがもっていると思いますが、テレビでご案内の通り、今回のCOPで日本は思いっきり批判をされ、化石賞まで受賞しました

 

化石賞の理由は、ずばり石炭火力発電の問題ですが、世界レベルのエネルギー効率を誇る石炭火力発電所がある場所も横浜で、磯子発電所には世界の首脳級が視察に来ます。

 

横浜にはLNGによる火力発電所もあり、また、横浜港はLNGバンカリング拠点としてこれから船舶へのLNG供給拠点として進んでいきます。

 

今回のCOPは気候変動が世界の大きなリスクとして日本を含め世界中の金融機関が動き始めました。

 

グレタさんには遅いと怒られましたが、横浜のように2050年までにCO2排出量ゼロを宣言した企業、自治体、国家も大変な数になりました。

 

そして、そのCOPや世界が共有する危機感が、残念ながら日本やこの横浜にも届いていない。正直、僕にもわからない状況があります。

 

次のCOPには必ず行こうと思いますが、ZERO CARBON YOKOHAMAを打ち出しておきながら、世界における横浜の環境政策の立ち位置、そして経済成長と環境政策の両立の可能性の認識がイマイチわからないのは、ヤバいと考えています。

 

なので、僕は横浜でCOPを開催するべきだと考えています。

 

世界中から環境政策に携わる人たちをはじめ、グレタなど、世界中の環境活動家が横浜に入って、火力発電所前とかも恐らく行くでしょう。

 

その時、僕らは勿論批判されると思いますが、それ以上に気づくことの方が多い気がします。

 

多くの国、NPOだけでなはく、企業、産業界も参加する議論を横浜で繰り広げていただくことで、経済成長と温暖化対策の両立を、市民レベルで共有していくまたとないチャンスになります。

 

日本の原発問題も真正面から議論できる経緯になるでしょう。

 

また、欧米でも市役所に水素燃料電池を置いている市庁舎はそうそうありませんし、こんなに水素自動車が走っている自治体も世界ではまだありません。

 

中国がやる前に日本(横浜)でやるべきです。

 

また、グレタさんは飛行機乗れないらしいので、港湾都市ヨコハマの開催は非常に便利です。

 

是非ヨーロッパのメガ水素船か、ロイヤルカリビアンも水素使うと言っていますので、水素燃料の豪華客船で横浜に来ていただければ、そのままFCVで会場までお送りします。

 

自民党市議団内でもこの話で(牡蛎小屋で)あきれられるほど熱弁をふるったら、団長はじめ皆さん理解をいただきました。

 

横浜でCOPを開催し、その流れで世界に誇れる横浜花博までもっていければ、横浜の世界に対するプレゼンスもめちゃくちゃ高まります。

 

横浜の温暖化対策の本気度が試されています