くさまです。

 

参議院選挙期間中ですが、今週末も地域で様々なイベントが開催されました。

 

西日本豪雨から一年ということでニュースにもなっていましたが、災害対策の要は、地域の自助・共助の力です。

 

地元都筑区でも、普段本業を持ちながら、地域の防火、災害防ぎょ活動をしていただく消防団の皆さんが常に活躍していますが、昨日は都筑消防団第四分団(すみれが丘・北山田・南山田・東山田・早渕)主催の震災対策総合訓練が山田富士公園で行われました。

 

消防局や横浜市主催の震災対策訓練は僕も議員として何回も視ていますが、消防団の、もっといえば分団主催の震災対策訓練は非常に珍しく、都筑消防署の佐々木署長も聞いたことがないと言っていましたので、この地域の皆さんの意識の高さがうかがえます。

 

しかも、レベルが高いんです。

 

救助指揮は工務店さん。この建物デモは誰の何だろう。

 

車からの救助訓練。この車は誰の何だろう。

 

負傷者搬送はサッシ屋さん。救助指揮は不動産屋さん。

 

負傷者役は水道屋さん。

 

女性消防団員も大活躍。

 

倒壊した家屋から火が出る想定。

 

放水指揮は地元建築会社社員さんと塗装屋さん。

 

全部で30分弱の訓練でしたが、訓練というか、まさに昨日は訓練の披露の場であり、このためにどれだけの訓練をされたのか、皆さん本業がある中で本当に感謝と尊敬の気持ちしかありません。

 

これだけ意識が高い消防団を管轄する消防出張所も大変だと思いますが、こうした地域の消防団の努力が、プロである消防局職員にも大きな刺激となり、横浜消防全体のレベルの底上げになっていることは間違いありません。

 

ちょっと気になるのは、北山田のポンプ積載車のように、横浜市から支給された積載車は、震災発生時に被害が大きな地域(大規模火災現場)に行かなければならないというレギュレーションを以前聞いたことがあります。

 

横浜市全体の消防車マネジメントはまさにそうだと思いますが、それで地域が空になってしまうのは心もとないですし、消防局の車両マネジメントが大規模火災に集中するからこそ、地域の震災対策や小規模火災は地域の消防団の力が非常に重要になると思います。

 

そこのあたりの整理を再度調整しなければと考えています。