くさまです。

 

今週29日から選挙戦が始まります。選挙戦では、現職として2期8年の成果を大いに語らせていただくことになりますが、2期8年議員として活動していく中で、多くの解決できない、まだできていないことがありました

 

できないことを強調するのもどうかと思いますが、これも大切なディスクロージャ―だと思いますので、書かせていただきます。

 

様々できなかった、できていないことがある中で、もう本当に今も頭を悩ませているのは「少年野球環境の整備」です。

 

もともと出身である戸塚区の少年野球チーム・下倉田シャークスで小学校時代は野球にうちこんでいて、今では仕事でよく訪れる横浜スタジアムに、地下鉄関内駅降りたらダッシュで向かうくらい野球が大好きでした。

 

あの時のチームメイトとは、まだ年に少なくとも1回会うような、楽しさ、悔しさ含めて僕の人生にとって少年野球の経験は何より代えがたい貴重な財産です。

 

ですので、今は都筑区少年野球連盟顧問をさせていただいていますが、議員に当選したときから少年野球の環境整備に努めようとしてきましたし、今でもご相談で多いのが、硬式・軟式問わず野球ができるグランドの確保です。

 

特に硬式野球はもうどうしようもないほどグランドがなく、ジプシーのように毎週末グランドを変えて他市、他県に子供たちを送っていくご家庭の姿をみると、野球王国横浜としてどうにかなるんじゃないかと、当局や民間含め、様々な主体にあたってきました。

 

また、軟式でさえも野球ができなくなる公園が僕の任期中に都筑区で出てしまいました。

 

僕はちょうどその時、横浜市会スポーツ特別委員会の副委員長として、横浜高校野球部出身の遊佐議員(南区・同期)と横浜市内のスポーツインフラ洗い出しをやっていた最中で、市内にどれだけ野球ができる公園があるのか委員会で調査している中、横浜市のファーストケースとして、区内のある公園で急遽少年野球の試合やバットを使った練習ができなくなってしまいました。

 

公園のネットを飛び越えたボールで被害を受けた皆さんの状況、実害を見れば、まあまあという状況ではないと思いますが、そのボールがそもそも少年野球チームのものなのかなど、公園マネジメントの課題が浮き彫りになったケースでもありました。

 

3年経った今でも代替地の調整が続いていて、公園が使えなくなったチームから他のチームに移ったというお子さんを見たとき、子供がチームを卒業しても尚、この問題の為に取り組んでいるお父さんと接するとき、議員として本当に申し訳なく感じています。

 

また、ここは野球ができるんじゃないかという場所があっても、今の時代、子供たちの声やバットなどの音、ボールの飛び出しなど、昔なあなあで殆ど問題にならなかったことが今や大きな問題になってきて、イチローさんやダルビッシュさんや、日本人選手が海外で活躍する姿を見るたびに、国内、特に都市における少年野球の課題を危機感として感じます。

 

少子化に加え、今の公園マネジメントや対住民マネジメントを続けていけば、恐らく少年スポーツの中で野球は真っ先に切られていきます

 

そもそもキャッチボールさえ禁止の公園が増えています

 

ボールなどで被害にあわれた方々の対応、対策は大変重要ですが、そのうえで尚、今まさに「野球できる環境を大切にしよう」とする公論の形成が重要だと考えています。

 

これは、まさに行政ではなく政治家にしかできないことです。

 

イチローさんや甲子園、横浜ベイスターズの活躍に感動する方々は多いはずです。ですが、今のままでは、野球は必ず衰退します

 

野球チームは勿論、地域、行政、そして野球用品会社、プロ野球団などが協力してこの問題を解決していかなければなりません。

 

僕は議員として、直接子供たちに夢や感動を与えることは殆どありませんが、子供たちの夢や感動の舞台を支えていくのが、まさに議員の役割だと考えています。