くさまです。

 

昨日から平成30年度横浜市会第3回定例会がスタートしました。

 

本会議の初日は、市長から提案がある議案についての議案関連質問が各会派を代表して行われますが、僕としての2回目の議案関連質問を自民党を代表して行いました。

 

 

 

38問約40分という、議案関連質問としては大変長いものでしたが、重要議案が目白押しでしたので、かなり気合が入り、例のごとく発汗しました。

 

今朝、朝刊に掲載されたこともありましたので、今回は帆船日本丸の大規模改修についてご紹介させていただきます。

 

船長さんも理事長さんもよく知っていて、大変愛着があり、横浜市の誇りである帆船日本丸。晴れて国の重要文化財にも指定されたこの帆船日本丸を、将来にわたって長期保存するための補正予算が今議会にかけられました。

 

一日本丸ファンとしても、そして海洋都市ヨコハマを目指す議員の一人としても、気持ちを込めて訴えさせていただきました。

 

>>>>>質問抜粋

 

新港地区と周辺エリアの水際線沿いには魅力的な施設が多く立地しており、みなとみらいエリアの貴重な財産です。歩行者動線の強化は、エリアの一体性を高め、この地区を一層活性化させます。回遊性の向上により、日本丸メモリアルパークにも多くの人が訪れるのではないでしょうか。

 

昨年7月17日の海の日には天皇、皇后両陛下が行幸啓され、昨年9月に、帆船日本丸が国の重要文化財として指定されたことは、大きな話題となりました。重要文化財である日本丸を、横浜、そして日本の貴重な財産として、新港地区と連動した観光資源としても活用し、さらなる賑わいを創出していくことが求められます。

 

そのためにも、帆船日本丸を長期的に保存・活用していくことが重要です。


現在、造船工学等の有識者から構成される「帆船日本丸保存活用計画懇談会」を設置し、大規模改修等について検討を進めるとともに、第1号ドック等について詳細な調査を行っていると聞いています。そこで、帆船日本丸大規模改修の方法について伺います。

帆船日本丸の大規模改修は、次代を担う子どもたちに「海事思想」を引き継いでいくためにも大変重要な事業です。将来に向け、横浜港のシンボルである日本丸の維持管理体制を整えておくことも必要でしょう。

 

そのためには、帆船日本丸の特性や機能をすべて理解できる指定管理者が、安定的に運営していくことが欠かせません。今回の条例改正案では、日本丸メモリアルパークの指定管理者の選定方法についても提案されています。そこで、日本丸メモリアルパークの指定管理者の選定方法の考え方について伺います。

昭和59年、帆船日本丸は、54年間に渡って行ってきた、船員養成の任務を「“新”日本丸」に引き継ぎ、その後、本市を含む全国10都市からの誘致要請が行われましたが、その中で、本市が掲げた活用計画と、約83万人もの市民の署名により、横浜への誘致が決定し、昭和60年から33年間、市民から愛され続けています。

 

帆船日本丸を海洋大国日本の重要文化財としてしっかりと保存・活用していただくとともに、海洋都市ヨコハマとして、昭和、平成、そして次の時代でも、世界に開かれた都市の象徴として、日本丸がはばたき続けるよう期待し、次の質問に移ります。

 

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この質問に対する市長の答弁が今朝の神奈川新聞に掲載されました↓

 

日本丸ドックの水、抜きます 大規模改修で20年ぶり
神奈川新聞

 

船齢88年を迎えて老朽化が進む帆船日本丸の大規模改修工事を巡り、横浜市の林文子市長は11日、係留している第1号ドック(西区)の海水を抜く「ドライ(乾)ドック」を20年ぶりに行うことを明らかにした。12月には市民らを対象としたドックの見学会を開き、貴重な歴史遺産として長期保存活用に理解を求めていく考えも示した。

 

同日の市会定例会本会議で自民党の草間剛氏(都筑区)、公明党の斎藤真二氏(同区)の質問に答えた。

 

日本丸は1930年に建造された練習帆船。84年の引退後は約83万人の署名を集めた横浜が誘致し、85年から原形のまま第1号ドックで保存公開している。2017年には国の重要文化財に指定されている。

 

1898年に横浜船渠(せんきょ)(現・三菱重工横浜製作所)が船舶修繕ドックとして整備した第1号ドックも2000年に国の重要文化財に指定されている。

 

横浜商工会議所や市などでつくる「帆船日本丸保存活用促進委員会」は大規模改修を資金面で支援し、市民や企業、団体などに募金による協力を呼び掛けている。