くさまです。

 

今日は、所属する横浜市会、政策総務財政常任委員会が開催され、様々な議案や報告事項を審議しましたが、政策局関係の審議の中で、2026年に招致を検討している国際園芸博覧会(横浜花博)について、素案と市民意見募集の議論になりました。

 

 

 

横浜花博基本構想素案では、米軍基地として長年使用され、全く開発が手つかずだった上瀬谷を、花博を契機として、花と緑あふれるグリーンインフラの最先進地域として開発していくことが盛り込まれています。

 

一昨年、トルコのアンタルヤ花博と、花博のメッカ、オランダを視察しましたが、後の土地利用を全く考えていないアンタルヤと、花博を契機として新しい街をつくっていくオランダの取り組みは、同じ花博でも雲泥の差でした。僕らはオランダのようにしていかなければなりませんし、そのビジョンは既に市役所内では共有できていると思います。

 

花博では日本が誇る世界最新の技術を通じ、産業界を巻き込んだ第4次・5次産業革命を牽引することも期待されています。これはどの国でも同じで、水素燃料電池車1つとってみても、10年前、既に上海万博でも愛知万博でも実証を行っていたように、花博含めて万博は世界最大のショールームですから、最先端の産業技術が集積されます。2020年の東京オリンピックを水素オリンピックにしようとするのもそのためです。

 

仮に最短で2026年に横浜花博が開催できたとすると、それまでには、2019年に北京花博、2020年に東京オリンピックとドバイ万博、2022年には北京冬季オリンピックが開催され、中国で2回も世界最大規模のイベントが開催することになります。

 

先日、上海出張した際もブログで書きましたが、中国の先端技術の勢いはすさまじいです。

 

来年2018年には、中国のIT企業が自動運転小型バスを量産します。2019年の北京花博では、既に自動運転車が走っていると思います。中国では今年、世界初の水素トラム(路面電車)も走り出し、上海では2020年までにFCVを3000台走らせる計画もできていて、2020年日本水素オリンピックを思いっきり出し抜こうとしています。恐らく、2020年までには水素で走る自動運転車も走るでしょう。

 

また、万博を控えるドバイでは、無人タクシーヘリが動き始めますUberが既にドバイ万博でのデモンストレーションを発表しています

 

©uber

 

中国、ドバイの動きは勿論ですが、日本の企業含め、既に今現在、様々な計画が動き出しています。

 

エネルギーの面でも、テスラは既にオーストラリアで3万世帯に供給可能な蓄電池を受注しトヨタもカリフォルニアで自然エネルギーの水素発電所を2020年に稼働予定です。10年後、花博会場を全て自然エネルギーで賄うことは全く問題ないと思います。

 

結論を言えば、2026年横浜花博では、僕らは普通に飛んでなければいけないし、FC自動運転バスでの輸送は勿論、花博の電力は全て再生可能エネルギーで賄ってなければいけないのです。

 

今日の常任委員会で、僕がこの件を話したら、「はあ?」って感じで当局の空気が止まりました。

 

4年前、僕が水素を言い出した時の当局の反応によく似ています。

 

ただ、これで確信しました。

 

僕らは必ず飛んで横浜花博に行きます。新市庁舎の屋上から飛びます。それを目指して、自民党でも研究会を立ち上げていきます。今日の常任委員会で横浜の未来が見えてきました。