くさまです。

 

今日、みなとみらいホールで第66回横浜文化賞贈呈式が行われ、テノール歌手の新垣勉さん、ハマの番長三浦大輔さんらと共に、フランソワ・ウビダ前ブルキナファソ大使が受賞されました。アフリカ人としては初めての受賞です。

 

 

ジブチ大使、コートジボワール大使もお祝いに駆けつけてくれました。

 

番長とは、アフリカにおける野球支援の話で盛り上がりました。

 

ウビダ大使の受賞理由は、在京大使館で唯一、その国の大使館で年に一番重要なイベントであるナショナルデイレセプションを横浜で3年連続開催し、さらに、市内の小菅ヶ谷小学校や港南台第2小学校と、継続的に1校1国運動を展開し、横浜とアフリカの架け橋として力強く実践いただいていること。

 

また、在京アフリカ外交団のTICADワーキングチームの議長として、第7回アフリカ開発会議横浜開催に際し、アフリカ外交団の中で大変なご尽力をいただいたことです。

 

思えば、ウビダ大使との交流は4年前の2013年、横浜で行われた第5回アフリカ開発会議でのサッカー交流からでした。

 

 

ブルキナファソでは最大のスポーツであるサッカー交流を通じて横浜に関心を持っていただき、その後大使から直接メールをいただき、横浜をご案内しながら様々なお話をさせていただく中で、横浜でナショナルデイをというお話をいただきました。

 

 

お話を頂き、市役所や関係各所との様々な調整を経て、2014年12月、まだ横浜市で国際局が発足していなかった4年前に、第1回のナショナルデイレセプションを人形の家で開催することができました。

 

 

2015年には日本アフリカ友好横浜市会議員連盟、そして市役所には国際局が発足し、よりアフリカとの交流強化を進める中で、核として調整にあたっていただいたのがウビダ大使でした。

 

 

マリノス外交のアイデアもウビダ大使からいただきました。

 

会議の場でもいつも横浜を各国にご紹介いただきました。

 

昨年、ケニアで開催された第6回アフリカ開発会議の際に、横浜市が唯一トップ会談を実現できたのはブルキナファソの大統領でした。これもウビダ大使のご尽力でしたが、その返礼も兼ねて議連事務局長としてブルキナファソを訪問させていただいたことも、大変貴重な経験でした。

 

カボレ大統領との会談@ナイロビ・ケニア

 

ブルキナファソ訪問時のモシ族の皇帝陛下(サッカー好き)

 

消防団で使わなくなった積載車をブルキナファソへ贈る。

 

横浜の子供たちを大切にしていただき、1校1国運動を継続して行っていただきました。開催数は各国の中で一番です。

 

ご夫人と共に学校によくきてくださいました。

 

うちの高校生インターンもお世話になりました。

 

そして何より、在京アフリカ外交団のTICADワーキングチーム議長として、第7回アフリカ開発会議横浜誘致に大変なご尽力を頂きました。

 

 

お陰様で、2019年第7回アフリカ開発会議は横浜で開催されることが今年6月に決定しました。

 

ブルキナファソという、アフリカの中では最貧国の1つであっても、誇り高く、クレバーなウビダ大使は、各国大使や外務省からも信頼が厚く、僕らにとって大変頼りになる存在であり、僕にとっては初めての外交の先生でした。ウビダ大使とのこの4年間の経験が、政治家としての僕をより成長させてくれたのは間違いありません。

 

ウビダ大使は、先日皇居で陛下に謁見され、駐日大使としての役割を終え、これから帰国されます。ブルキナファソの外務省も同時に退官されるということですが、このタイミングで横浜文化賞を受賞されたことは、僕にとっても自分のことのように嬉しいことでした。

 

ウビダ前大使はじめ受賞者の皆さん、おめでとうございました。また、横浜の為に本当にありがとうございました。