くさまです。

 

都筑区には笑点の司会を務めている春風亭昇太師匠が絶賛する城跡、茅ヶ崎城址公園があります。

 

 

◆春風亭昇太師匠ブログ:「茅ヶ崎城に」

http://www.shunputeishota.com/blog/2009/04/entry-208.html

 

かたちを留めているという点で、歴史的には非常に価値があるこの茅ヶ崎城址公園ですが、僕が議員になった当初から、近隣の皆さんから、その管理方法について毎年のように、何回もご意見をいただいています。公園なのに草ぼうぼうで、竹や木も伸び放題でどうにかしてほしいという声です。

 

今まで、管理する環境創造局の北部公園事務所と地元の皆さんをつないで解決を探っていましたが、構造的な問題がいくつか分かりました。

 

茅ヶ崎城址公園は横浜市で唯一の「城址公園」で、本来なら歴史的資産として文化財を扱う教育委員会も絡んで然るべきところ、「公園」として環境創造局の、しかも土木事務所ではなく、北部公園事務所が、他の大規模公園と異なり管理委託なしで直営で管理していることにより、管理に対する予算と手間が他の大規模公園より手薄。

 

しかも、「公園」という枠組みなのに、他の公園と異なり、住民の皆さんによる愛護会がなくて、草も勝手に刈れないし、活用ができない。

 

要は、行政からも市民からも支援が少ない、完全に政策的なエアポケットになってしまっていたのです。

 

どうしようもないので、行政のお金を頼りにせず、まずは愛護会をつくって、僕が草を刈ろうと、今日も地元調整に発汗していました。

 

議会での議論(昨年の環境創造局局別審査)です↓

 

◆(草間委員)

次に、茅ケ崎城址公園について伺います。

横浜市には身近な地区公園や街区公園などの住区基幹公園のほか、総合公園、運動公園などの都市基幹公園、広域公園、そして歴史公園などの特殊公園など2658の公園がありますけれども、きょうは、地元都筑区にある歴史公園の中に位置づけられる茅ケ崎城址公園についてまず伺います。

 

城址公園といえば、近隣で言えば小田原城の小田原城址公園、今、大河ドラマが佳境でございますが、真田家ゆかりの上田城も上田城址公園としてそれぞれまちおこしとか地域の中心になっていて、横浜市内でも港北区の小机城があった小机城址はあれは城址公園ではなくて、小机城址市民の森として年に一回の武者行列など地域の皆さんに大変親しまれているところではあるのですけれども、小田原城や小机城と同じく後北条、北条早雲とか、あの辺の北条にゆかりがある城址として都筑区には茅ケ崎城址公園があります。

 

実はここが平成20年に横浜市唯一の城址公園として指定をされているのですけれども、今の状態を見ていただくと古戦場のようです。これは城の一番真上なのですけれども、芝が植わってなかなか人が入れない状況で、行ったときも誰もいませんでした。

 

竹林も、これだけ竹はあるのですけれども、タケノコが全部育ってしまって、もう誰もタケノコをとらないという状況になっております。

 

まず、茅ケ崎城址公園の管理の課題について、これは公園緑地部長に伺います。

 

◎(橋本公園緑地部長) 

茅ケ崎城址公園は、面積約2万5000平方メートルの歴史公園で管理者は常駐しておらず、現在、愛護会も結成されていません。歴史的な遺構を保存し、その解説板を設置してありますが、その歴史や魅力が十分に伝わっていないことが課題として挙げられると思います。


◆(草間委員) 

中世城郭の特徴である空堀、土塁、郭などが良好な形で残る貴重な歴史的資産であり、センター南駅すぐで絶好の立地なのですけれども、何も活用していないのは非常にもったいないと思います。そこで、民間活用も含めまして茅ケ崎城址公園の活性化策を検討していくべきだと考えますけれども、これは局長に伺います。


◎(大熊環境創造局長) 

歴史的な遺構を生かしたイベント等が行われることにより公園の利用が活発になるものと考えています。そのために、今後、区役所と連携し、このようなイベントの担い手として地域の方々や企業等による公園愛護会の結成に向けた取り組みなどを進めてまいりたいと思っております。

 

◆(草間委員) 

聞く話によると、年間350万円ぐらいで草を刈っていただいているということでございまして、年2回草を刈って終わりというところですけれども、これからの公園管理は他党の委員もいろいろ言われていますが、いかにお金をかけずに市民力を用いてこれをどう生かしていくかということでございまして、横浜市で唯一の城址公園ということで僕などはここでバーベキューができたらいいというのをフェイスブックで言ったら、バーベキューなどとんでもないというような御意見を既にいただくとか、本当にいろいろな議論があると思うのです。

 

ただ、こういった議論をまとめていきながら、いかに「荒城の月」の荒城ではなくてやはり財産として公園を守っていくかというのも非常に重要だと思っていますので、環境創造局は本当に公園は大変だと思うのですけれども、区やその他機関とも連携して、引き続きフォローしていただきますよう要望させていただきます。

 

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と、言い出しっぺで議論しましたので、愛護会をつくるために発汗して、次は草刈りで発汗したいと思います。