くさまです。

 

僕ら政治家にとって重要なことの1つは、感情的に見たくないものもしっかり見る。的確な現状把握と自分たちの立ち位置認識です。

 

僕ら地方議員としても、特に日本で最大の基礎自治体であり、国際都市を標榜する横浜市の議員としては、横浜市内や国内の情勢とあわせて、世界で起こっていることに常に目を配っておく必要があります。

 

「中国が嫌い」と自分で言ってしまう政治家も少なくないのですが、しかも、嫌いだけではなくて、見ようとしない、行こうともしないという傾向は問題があると思います。

 

特に横浜市には3万6000人の中国人の皆さんが実際に住んでおり、約100人に1人の横浜市民は中国人の方です。となりの国がどのような状況なのか、しっかり把握してしかるべきです。中国と向き合うのは絶対だと考えています。

 

中国の発展ぶり、皆さんどうお感じになりますでしょうか?僕が小学校の時、約30年前は、中国と言ったらラーメンマンとパンダの世界でした。

 

今はラーメンマンはいませんが、アジアで最強の駆逐艦と空母があります。

 

 

空母は既に2隻。今年4月に進水した2隻目は純国産です。

 

 

 

また、先日進水した1万トン級のミサイル駆逐艦は、アジアで最大級の純国産のステルス駆逐艦で、世界一の水準です。アメリカの駆逐艦も叶わないかもしれません。

 

勿論、日本には空母も、1万トン級のミサイルステルス駆逐艦もありません。

 

僕らは、戦争をしないさせないという議論の中で、憲法9条が問題になっていますが、正直、日本の憲法問題がどうであれ、中国には中国のペースがあります。中国には中国のしたいことがあるでしょう。

 

第二次世界大戦から中国の領土は今でも拡張を続けていますが、そんな国、世界を見渡してありますでしょうか?

 

そして、僕らは今の中国の現状も含め、しっかりと中国の歴史に目を向けてきたでしょうか。

 

安倍政権が戦後レジームからの脱却を狙い、それが戦争を引き起こすのだと主張される方もいますが、中国の皆さんは必死でアヘン戦争、日清戦争で負けたときからの「戦後レジーム」からの脱却をばく進しています。

 

僕が見る限り、中国の方々にとってみれば、軍拡も領土拡張も極めて普通、当然のことです。

 

世界は僕ら日本人だけで成り立っていません。少なくとも、中国に目を向けて、今に向き合わなければなりません。

 

僕は、自治体レベルで、まずは水素エネルギーという政策的視点から、中国ととことん向き合ってみようと思います。